lodlin15.tgz というパッケージが sunsite.unc.edu の /pub/Linux/system/Bootutils にあります。このユーティリティは Umsdos システム をブートするにはもってこいです。普通は以下のようにします。
DOS をブートします
C:>loadlinx zimage root=D:
[訳注:C ドライブのあるディレクトリに loadlinx.exe と zimage がある
と仮定。詳しくは loadlin のドキュメントを参照]
ここで、zimage は普通の(圧縮された)カーネルイメージで、単に DOS ドライブ のどこかにコピーされたものです。D: は Linux をインストールした DOS ドライブで す。
Umsdos システムをブートするのは、Ext2 システムをブートするのと何ら変わりは ありません。カーネルイメージ zImage に、Umsdos のルートパーティションがどこに あるか設定しておく必要があります。これは普通コマンド rdev でできます。以下の手 順で zImage を初期化しフロッピーに格納します。
rdev zImage /dev/hda1
rdev -R zImage 0
dd if=zImage bs=8192 of=/dev/fd0
もしこれが煩わしく思えたなら、起動可能な DOS フロッピーを作って以下のファイ ルをそこに入れてしまってください。
そして、autoexec.bat にこのように記述します。
loadlinx zimage rw root=C:
Linux の公式ブートローダである LILO も Umsdos システムをブートするのに利用 できます。しかし私は実際に経験したわけではありません。1.1.60 以降で、利用でき るはずです。何か知っていることがあったらメールをください。
ポピュラーな DOS ツールでデフラグメントできます。Umsdos で提供されている ファイルには悪い影響はありません。Umsdos は DOS のファイルシステム以上に特殊 なこと(ディレクトリレイアウト、ディレクトリエントリの順番、等)を要求しません。
私の知っている限りでは、Linux 上でデフラグメントしてくれるツールはありませ ん。
Umsdos は DOS ディレクトリにある --linux.--- によって成り立っています。 ちょっとした実験をしてみたくなるかもしれません。umssync や umssetup と共に umsdos_progs パッケージに入っている、udosctl というユーティリティを使えば、 --linux.--- や DOS ディレクトリとは無関係に、リストをとる、削除するといった基 本的なディレクトリ操作を行うことができます。