すでに Linux をインストールしているなら、PC を起動させた時に、LILO プロンプトが出ます。これからOS/2 をインストールするのですね。本当な ら、 Linux をインストールする前に OS/2 をインストールするほうが簡単 だったかもしれないですけれど。
Linux を起動し、/etc/lilo.conf
ファイルを編集します。"
boot =
" の行をブートドライブ /dev/hda
のかわりに、
Linux 区画の名前、たとえば、/dev/hda6
に変更します。
それからもう一度 LILO をインストールするために、/sbin/lilo
を起動
します。これで Linux 区画のブートセクタに、LILO がインストールされ、
これで OS/2 は LILO を起動出来るようになります。
さて OS/2 をインストールしましょう。OS/2 の FDISK で OS/2 区画を作 成し、きちんと OS/2 のブートマネジャをインストールしましょう。 そし て OS/2 区画(そしてDOS) を確実にブートマネジャに加えます。さらに、メ ニューに Linux 区画(OS/2 の FDISK で Type 83 )を加えるのを忘れないで ください。( エンターキーを入れて Linux 区画に入り、そして " ブートマ ネジャメニューに加える " を選択します。そして、適当な名前を入力しま す)。これで OS/2 のブートマネジャメニューから、Linux と OS/2 を起動 するすべての準備が整ったはずです。
ブートマネジャメニューから Linux を選択した時、システムディスクが
ない、あるいはディスクエラー等のオペレーティングシステムエラーが表示
されるなら、たぶん Linux 区画のブートセクタに LILO をインストールし
ていないのでしょう。4.1 節で書いたように、lilo.conf
ファイルを編集す
るために、Linux のブートディスク(ルートディスクも必要かもしれません
が)を使い、/sbin/lilo
を起動します。( 3.5節でフロッピーから Linux を
起動する方法と、ハードドライブ上の Linux 区画にアクセスする方法につ
いての情報があります。
再起動した時、 OS/2 ブートマネジャではなく LILO が出るなら、ブート マネジャが適切にインストールされなかったのでしょう。再度、OS/2 イン ストールディスクで起動し、F3 キーで、コマンドプロンプトから抜けて、 FDISK を起動します。ブートマネジャがちゃんとインストールされているの を確認し、ブートマネジャ区画を起動可能にします。