Iomega ZIP 100 ドライブには 3 種類あります。それらでは 3.5" フロッピー ディスクに似た 100MB の容量の特別なカートリッジを使用します。このディスクは 2048 セクタ、96 シリンダで各セクタは 512 バイトになっています。従って、普通 96MB であると言われています。
1 種類は SCSI インターフェースの内蔵型 5.25" ハーフハイトのもので、あとの 2 種類は青い軽量のプラスチック容器に入った外付けドライブです。電源は外部 アダプタで提供されます。外付けドライブは SCSI バージョンとパラレルポート バージョンがあります。
すべてのドライブには前面に大きな押しボタンが付いています。これはディス クをイジェクトするのに使います。Linux はドライブを使用している間はドア をロックしますが、ドアがロックされている時にボタンが押されると ZIP ドライブはソフトウエアがロックを解除すると記憶してディスクをイジェクトします。
ZIP ドライブの外付けバージョンには 2 つの DB25F コネクタと 2 つの設定用 スイッチがあります。1 つのスイッチはドライブのターゲットアドレス (訳者注: SCSI ID と思われます) を選択するのに使用します。これは 5 か 6 に限定されています。 もう一つのスイッチはドライブがチェインの最後の場合に、内部ターミネータ を有効にするのに使用します。25 ピンの SCSI コネクタはよくあるマッキントッシュ タイプの結線になっています。ドライブはマッキントッシュタイプのケーブルと共に 出荷されていますが、標準的なケーブルや変換器は、もしセントロニクスあるいは 高密度コネクタを使用しているのであれば容易に入手できます。
私は内蔵 SCSI ドライブは見たことはありませんが、標準的な 50 ピン DIP の SCSI コネクタと同じ 2 つのスイッチが付いていると思います。
同じバス上で使用する他の SCSI デバイスとターゲットアドレスが競合していな いことを確認して下さい。また、物理的にチェインの最後のドライブではター ミネータが有効になっているか、外部ターミネータが付いていることを確認し て下さい。
もし内蔵の SCSI ディスクや CD-ROM を使用していて、ZIP ドライブを既存の SCSI アダプタに接続する場合、カード上に取り去るべきターミネータがないかどう か確認して下さい。SCSI バスの両端のみがターミネートされていなければなら ないのです。もし、外部と内部に機器を接続している場合には、外部機器の最 後と内部機器の最後にターミネータがあれば良いのです。アダプタカードのター ミネータは必要ありません。
ケーブルがしっかり接続されていることを確認して下さい。
Iomega は ZIP Zoom という名前の SCSI ホストアダプタを販売しています。これは アダプテック AHA1520 ファミリーの設計に基づいたものです。マッキントッシュ タイプの DB25F 外部コネクタを持ち、ZIP ドライブに附属しているケーブルが使用 できます。
Linux は aha152x ドライバでこのアダプタをサポートしています。
パラレルポート ZIP ドライブも 2 つの DB25 コネクタを持っています。オス (DB25M) はコンピュータのパラレルポートからのケーブルを接続するためのものです。 もう一つ (メス、DB25F) はプリンタとチェイン接続するためのものです。Linux では 現在 ZIP ドライブとチェイン接続されたプリンタの同時使用はできません。P ダブル モジュールとして使用可能です。設定用スイッチはありません。
パラレルポート ZIP ドライブは多くのタイプのパラレルポートで使用できますが、 現在 Linux では標準か、双方向ポートしかサポートしていません。もし、使用する パラレルポートが設定スイッチ (ハードウエアか CMOS 設定か) を持っていれば このモードのどちらかに設定して下さい。
ケーブルがしっかり接続されていることを確認して下さい。