Ms-DOS ファイルシステムに対するのと同じマウントオプションを用いることができ ます。conv= オプションは Umsdos システムでは問題となりますので避けた方がよいで しょう。見ておきたいオプションは
くらいのものでしょう。 Umsdos で拡張されていないディレクトリに関しては、MS-DOS ファイルシステムと 全く同様に扱われます。上のオプションは拡張されていないディレクトリ全般につい て適用されます。uid はデフォルトの所有者を、gid はデフォルトのグループを、 umask はデフォルトのパーミッションを設定します。
ルートパーティションに関するデフォルトのパーミッションを設定するためには、 umssetup というコマンドを使います。その他の Umsdos パーティションについては mount オプションが利用可能で、umssetup も可能です。ルートパーティションでない パーティションについては、/etc/fstab にマウントオプションを入れておく方がよい でしょう。例をあげます。これを /etc/rc.d/rc.S に入れてください。
/sbin/umssetup -u jack -g group -m 0755 /
スワップファイルを利用すると、普通はスワップパーティションを使う時より遅く なりますが、柔軟な運用ができるようになります。他の Linux ファイルシステムと同 様に、Umsdos パーティションの中にスワップファイルを作ることができます。例え ば、ルートディレクトリに 8 メガバイトのスワップファイルを作るには、以下のよう にします。
dd if=/dev/zero bs=1024k count=8 of=/swap
mkswap /swap 8192
sync
swapon /swap
一度スワップファイルを作ってしまえば、/etc/fstab にこれを加えることができま す。
/swap swap swap default
スワップファイルはブートごとに有効にされます(普通、/etc/rc.d/rc.S に "swapon -a" が入っています)。