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2. ルートパーティションとしての Umsdos

2.1 疑似ルートという概念

 Umsdos を使えば、Linux を標準 DOS パーティションにインストールすることがで きます。Linux はそのパーティションでの二つ目の(あるいは三つ目の)OS としてイ ンストールされます。名前の衝突を防ぐために(ドライブ C: に bin や tmp といっ たディレクトリがすでにあるかもしれません)、Umsdos はスマートなトリックを使い ます。これが疑似ルートです。

 Linux のファイルは全て linux という DOS のサブディレクトリにインストールさ れます。普通は C:\LINUX です。Linux/UNIX の正規のディレクトリ構造がここに作ら れます。そのため、このようなディレクトリ構成になります。

 Umsdos をブートするときに、まずlinux ディレクトリを、それから /linux/etc を 検索します。もしこれらのディレクトリが存在すれば、疑似ルートモードを起動しま す。

普通擬似ルートモードでは、一般的なUNIXのディレクトリ構成におけるルートディレ クトリに当たるものを C:\LINUXへ配置します。

 このリストに、DOS というディレクトリが加えられます。これは仮想ディレクトリ です。

2.2 疑似ルートについて知っておくべきこと


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