あなたは既にカーネルをコンフィグレーションして、コンパイルする方法を 知っているものとします。もしそうでなければ、kernel-howto やその他の ガイドを読んでおく必要があります。
カーネル野郎たちの素晴らしい働きのおかげで、最近のカーネルは「普通の」 人でも本当に簡単にコンフィグレーションできるようになっています。 ぜひ、やってみましょう。
でもまあ、完璧を期するために、以下で簡単な概要について述べます:
注意: ここでは 2.0.xx カーネルを仮定しています。もはや 1.2.xx カーネルを 使う理由はありませんから。
以下では、カーネルのオプション設定に menuconfig を使った場合の例を示します。 他のツールを使った場合でもでもまあ大体似たようなものです。
#make menuconfig
を実行します。
まず、
Loadable module support --->
と
[*] Enable loadable module support
と、(もし可能ならば (例えば modules.2.0.0 の場合) 以下も)
[*] Kernel daemon support (e.g. autoload of modules)
をイネーブルしておくことを強くお勧めします。
次に、メニューを戻って
Networking options --->
を選択します。ここでは少なくとも、
[*] Network firewalls
[*] TCP/IP networking
[*] IP: forwarding/gatewaying
を選択しておく必要があります。
またメニューを戻って、
[*] Network device support
<M> PLIP (parallel port) support
を選択しておきます。
モジュール機能を使うのならば、ぜひ、PLIP をモジュールとしてセットアップ しておきましょう。もしあなたがプリンタ機能も必要な場合には、
Character devices --->
に行って、
<M> Parallel printer support
とすることで、プリンタ機能もモジュールとして設定しておきましょう。
さて、これでカーネルの PLIP 機能をイネーブルできました。もしこれが あなたにとって初めてのカーネルコンパイルである場合には、その他のオプションに ついても良くチェックした後に、セーブ、終了してください。
最後に、以下のコマンドでコンパイルを行ないます。
#make dep ; make clean
#make zlilo
また、モジュール機能をイネーブルした場合には
# make modules
# make modules_install
も忘れないで下さい。