このドキュメントの中では「クライアント」と「サーバ」という用語が 頻繁にでてきます。このドキュメントの中ではこれらの用語を通常使われる 特殊な意味ではなく、以下のように、少し一般化した定義をします。
いろいろなサービスやデータを得ることを目的として、アクションや 接続の要求をおこなうマシンやプログラム
複数のリモートマシンからの接続を受け付け、それらに対して サービスやデータを提供するマシンやプログラム
この定義にしてもたいして信頼できるものではないですが、SLIP や PPP など、 真の意味でのクライアント/サーバの区別がない終端同士を区別することが できます。
その他の用語:
Internet Packet eXchange の略。Novell によって、Netware(TM) 製品の インターネットサポートのために提供されている。IPX プロトコルは TCP/IP における IP プロトコルと同様の機能を果たす。
特定の IPX ネットワークをユニークに識別するのに使われる番号。 通常 0x23a91002 のように、16進表記で記述される。
仮想的な IPX ネットワーク。物理的なネットワークに直接対応しないという 意味において仮想的である。 特定の IPX ホストを識別、アドレッシングするために使われる。 一般的には、ファイルサーバのように複数の物理 IPX ネットワークに またがって存在するホストに対して意味がある。 アドレスは物理IPXネットワークと同じ形式。
Routing Information Protocol の略。 IPX ネットワークにおいて、ネットワーク経路情報を自動的に伝搬させる のに使われるプロトコル。TCP/IP における RIP プロトコルと同様の機能を 果たす。
NetWare Core Protocol の略。 NetWare 製品のために Novell によって開発されたネットワークファイル システムプロトコル。TCP/IP における NFS と同様の機能。
Service Advertisement Protocol の略。 Netware 環境において、ネットワークサービスを通知するために Novell が設計したプロトコル。
メディアアクセス層において物理ネットワーク中でホストをユニークに 識別するための番号。イーサネットは一般に ':' で区切られた 6個の16進数で表記される。例) 00:60:8C:C3:3C:0F
パケットが目的地に達するときに通過する経路のこと