いいえ.それは仕様というものです. ;-)
まじめな話,信頼できるソフトというのはクラッシュしないものです.特にカーネル はクラッシュしないものでなければなりません.もし ftape を運用中にカーネルが クラッシュし,かつ ftape の側に問題があることを証明できる場合には,「それは修正 する必要なあるバグである」と考えてください.この場合には,詳しい状況を ftape 管理者 (<khp@pip.dknet.dk>) 及びテープリストまでお知らせ下さい.
まず,問題を再現できることを確認してください.再現性のないような偽物のエラー はタチの悪い獲物のようなものです。捕まえようがないのですから。
以下に,簡単なチェックリストを掲げます.
カーネル及び ftape.o
ファイルは消去しないでください.ご使用中の
システムにパッチを当てたり,別のテストを行うようにお願いするかもしれません.
トレーシングレベルを7に上げて(これは,最大レベルの1つ下です),問題となっ
たコマンドをもう一度実行してみてください.カーネルログあるいは
/proc/kmsg
にある(エラーメッセージをどこに書き込むように設定して
いるかによって異なります)トレーシングデータを検討してみましょう.
ftape が出力したメッセージをじっくり眺めてみてください. 最初はとっつきにくい
印象がありますが,ログファイルには貴重な情報が一杯詰まっています.
メッセージの前には関数名が記入されている場合がほとんどなので,問題の所在は
容易に突き止められるはずです.ソースを熟読しましょう.この作業を行わずして
「狼が来た.助けてくれ」と叫んではいけません.
ご使用中のカーネルのバージョン(あるいはftapeのバージョン)が最新カーネルで はない場合には,バージョンアップを試みてください.そして,問題が解決するかど うかを調査してみてください.「問題報告」を送付なさる際には,ftape のバージョ ン・カーネルのバージョン・拡張バスの種類 (ISA, VL-bus, PCI, EISA)・バス速度・ フロッピーコントローラー=テープドライブの種類を明記するようお願いします.ど のようなことをしたら,システムにどのようなことが発生したかを正確に記載してく ださい.「ftape は PCI マザーボードをもとにしたシステムでは使えないが,ISA/386 機では問題なく使用できた」と報告してきた方もいらっしゃいました.(上記’PCI マザーボードと ftape’の項をも参照してください)
身銭を切ってインターネットにアクセスしている可哀想な人(著者もその一人です) のことも配慮してくださるようにお願いいたします.ftape運用結果の(巨大な)ロ グを特段の理由もなく送り付けるのは避けてください.そんなことをしなくても,問 題を記述しログを関係先に送るようにすることは可能なはずです.
バグレポートの送付先は <linux-tape@vger.rutgers.edu>です. バグに関するメールは <khp@pip.dknet.dk>にお送りくださっても結構です.