LILO ( Linux のブートマネジャとローダ)と OS/2 ブートマネジャはいず れもシステムのマスターブートマネジャのようなものです。どちらのインス トールもデフォルトの状態で行ったなら、今のところ、これら2つのうちの ひとつを起動できないでしょう(最初にインストールされたひとつは起動可 能になりません)。OS/2 ブートマネジャはマスターブートマネジャになれま すが、LILO は Linux を起動することが目的であれば場所を変えることが出 来ます。
Linux を起動しましょう(必要ならブートディスクとルートディスクを使 います。boot/root ディスクからハードディスクの Linux 区画を起動する 方法については 3.5節を見てください)。
/etc/lilo.conf
を編集し、"boot =
"の行を、
ブートドライブ(/dev/hda
ではなく)、Linux 区画
(たとえば /dev/hda6
)に変更します。/sbin/lilo
を実行します(これらの詳細は3.5節 )。
OS/2 を起動し、FDISK を実行します。Linux 区画( Tye 83 )を選択し、 ポップアップメニューから、"ブートマネジャーメニュに加える" を選びま す。これでうまくいったはずです。
再起動しても、Linux がまだリストされない場合、最後の段階できちんと それを加えたかをチェックしてください。Linux はリストされているが、そ れを選択した時、システムがないというエラー、あるいは、システムディス クエラーが表示されるなら LILO がきちんとインストールしていないのでしょ う。5.1節の手順の最初の部分を見て下さい。
5.1 節を見てください。Linux は、ハードドライブから普通に起動するで しょう。OS/2 を起動するには、OS/2 のインストールディスクを使います。 そして、F3 キーで、コマンドプロンプトを抜けて、FDISK を実行します。