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4. このドキュメントで使われている主な用語

このドキュメントの中では「クライアント」と「サーバ」という用語が 頻繁にでてきます。このドキュメントの中ではこれらの用語を通常使われる 特殊な意味ではなく、以下のように、少し一般化した定義をします。

クライアント

いろいろなサービスやデータを得ることを目的として、アクションや 接続の要求をおこなうマシンやプログラム

サーバ

複数のリモートマシンからの接続を受け付け、それらに対して サービスやデータを提供するマシンやプログラム

この定義にしてもたいして信頼できるものではないですが、SLIP や PPP など、 真の意味でのクライアント/サーバの区別がない終端同士を区別することが できます。

その他の用語:

IPX

Internet Packet eXchange の略。Novell によって、Netware(TM) 製品の インターネットサポートのために提供されている。IPX プロトコルは TCP/IP における IP プロトコルと同様の機能を果たす。

IPX network address

特定の IPX ネットワークをユニークに識別するのに使われる番号。 通常 0x23a91002 のように、16進表記で記述される。

IPX インターナルネットワーク

仮想的な IPX ネットワーク。物理的なネットワークに直接対応しないという 意味において仮想的である。 特定の IPX ホストを識別、アドレッシングするために使われる。 一般的には、ファイルサーバのように複数の物理 IPX ネットワークに またがって存在するホストに対して意味がある。 アドレスは物理IPXネットワークと同じ形式。

RIP

Routing Information Protocol の略。 IPX ネットワークにおいて、ネットワーク経路情報を自動的に伝搬させる のに使われるプロトコル。TCP/IP における RIP プロトコルと同様の機能を 果たす。

NCP

NetWare Core Protocol の略。 NetWare 製品のために Novell によって開発されたネットワークファイル システムプロトコル。TCP/IP における NFS と同様の機能。

SAP

Service Advertisement Protocol の略。 Netware 環境において、ネットワークサービスを通知するために Novell が設計したプロトコル。

ハードウエアアドレス

メディアアクセス層において物理ネットワーク中でホストをユニークに 識別するための番号。イーサネットは一般に ':' で区切られた 6個の16進数で表記される。例) 00:60:8C:C3:3C:0F

ルート

パケットが目的地に達するときに通過する経路のこと


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