ついに、PLIP インターフェースを起動する番ですが、これらのコマンドは root で実行する必要があります。(もちろん、すでにケーブルは接続されていますよね。)
まず最初に lp デバイスが存在していないことを確認して下さい:
#cat /proc/devices
以下のような行が存在していてはいけません:
6 lp
繰り返しますが、この例では "one" と "two" というホスト名を使っています。 まず、ホスト "one" の上で、以下のようにタイプします:
#ifconfig plip1 one pointopoint two up
次に、これがうまく動作していることを確認します:
#ifconfig
以下のようなメッセージが表示されるでしょう。
.....
.....
plip1 Link encap:10Mbps Ethernet HWaddr FC:FC:C8:00:00:01
inet addr:200.0.0.1 P-t-P:200.0.0.2 Mask:255.255.255.0
UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MTU:1500 Metric:1
RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0
TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0
Interrupt:7 Base address:0x378
注意: kerneld (必要なモジュールを自動的にロードするデーモン)を使わずに モジュールを使う場合には、ifconfig ... を実行する前に、以下のコマンドを お忘れなく:
#insmod plip
あなたがとても用心深い方ならば、PLIP モジュールがちゃんとロードされている ことを:
#lsmod
Module: #pages: Used by:
plip 3 0
で確認して下さい。
さて、"two" への経路を追加します...
#route add two
そして、"two" へ NFS エクスポートしたければ:
#rpc.portmap
#rpc.mountd
#rpc.nfsd
を "one" の上で実行しておきます。
ホスト "two" の上で実行すべきコマンドも上と同様です。 ただし、上に述べたコマンドの中で、"one" と "two" を入れ換えてくださいね。
もし、片方のマシン(訳注: この場合 "two"のこと) が PLIP 以外の接続を持って いない場合には、そのマシン上で:
#route add default gw one
を実行します。 上に述べた例では、"two" はノートブックで、PLIP 接続しか持って いなくて、それが "one" につながっているという例です。このような場合には \ "two"で、上のコマンドを実行しておきます。
さて、最後に "one" の上で、
#ping two
を実行し、"two" の上で、
#ping one
を実行して、お互いにパケットのやりとりができていることを確認して下さい。
もちろん、これらのコマンドを毎回実行するのは面倒ですから、なにかスクリプトに しておいて、必要な時に root で実行するのもいいですし、ブート時に自動的に 実行されるように /etc/rc.d/rc.inet2 にこれらのコマンドを付け加えておくのも いいでしょう。以下の章の「PLIP の簡単インストール」を使う場合には必要な 設定ファイルとスクリプトが用意されています。注意: このファイルはちょっと古い かもしれません...ごめんなさい。