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3. カーネルの再構築

あなたは既にカーネルをコンフィグレーションして、コンパイルする方法を 知っているものとします。もしそうでなければ、kernel-howto やその他の ガイドを読んでおく必要があります。

カーネル野郎たちの素晴らしい働きのおかげで、最近のカーネルは「普通の」 人でも本当に簡単にコンフィグレーションできるようになっています。 ぜひ、やってみましょう。

でもまあ、完璧を期するために、以下で簡単な概要について述べます:

注意: ここでは 2.0.xx カーネルを仮定しています。もはや 1.2.xx カーネルを 使う理由はありませんから。

以下では、カーネルのオプション設定に menuconfig を使った場合の例を示します。 他のツールを使った場合でもでもまあ大体似たようなものです。

#make menuconfig

を実行します。

まず、

Loadable module support  --->

[*] Enable loadable module support

と、(もし可能ならば (例えば modules.2.0.0 の場合) 以下も)

[*] Kernel daemon support (e.g. autoload of modules)

をイネーブルしておくことを強くお勧めします。

次に、メニューを戻って

Networking options  --->

を選択します。ここでは少なくとも、

[*] Network firewalls
[*] TCP/IP networking
[*] IP: forwarding/gatewaying

を選択しておく必要があります。

またメニューを戻って、

[*] Network device support
<M> PLIP (parallel port) support

を選択しておきます。

モジュール機能を使うのならば、ぜひ、PLIP をモジュールとしてセットアップ しておきましょう。もしあなたがプリンタ機能も必要な場合には、

Character devices  --->

に行って、

<M> Parallel printer support

とすることで、プリンタ機能もモジュールとして設定しておきましょう。

さて、これでカーネルの PLIP 機能をイネーブルできました。もしこれが あなたにとって初めてのカーネルコンパイルである場合には、その他のオプションに ついても良くチェックした後に、セーブ、終了してください。

最後に、以下のコマンドでコンパイルを行ないます。

#make dep ; make clean
#make zlilo

また、モジュール機能をイネーブルした場合には

# make modules 
# make modules_install

も忘れないで下さい。


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