Umsdos システムをどのように操作またはインストールするのかについての説明は十 分とは言えません。ほとんどの人は Umsdos を使うか使わないかについていくらかの アドバイスを求めています。
Umsdos の目標は Linux のインストールを簡単にすることです。もう一つの目標は アンインストールを簡単にすることです。このアイデアは Linux の普及を促進するた めのものです。システムに新しい OS をインストールすることはいつでも面倒なこと です。OS/2 などは一群の新しいディレクトリで C: のルートを汚してくれます。もし 私のように器用であれば、config.sys や autoexec.bat さえも消してしまうかもしれ ません。:-(
Umsdos の疑似ルート機能がこのお呼びでない侵入を防いでいます。Linux は副作用 なしにアンインストールできます。
持っているハードディスクの容量が小さい場合は、Umsdos によって DOS と Linux でディスクスペースを共有することが可能になります。私の意見では 300M 以下が小 さなディスクです。この意見は今入手可能ないろいろなパッケージのサイズによるも のです。あるポピュラーなワードプロセッサはすべての機能を選択すると 70 メガバ イト程度を消費してしまいます。
持っているハードディスクの容量が大きい場合は、Ext2 ファイルシステム上に Linux 専用のパーティションを作った方がいいかもしれません。Ext2 は DOS よりは 比較的小さなクラスタサイズ(つまり 1k)を使うため、小さなファイルをたくさんイ ンストールするときに Umsdos パーティションよりは小さなスペースしか消費しませ ん。
Umsdos と Ext2 を比較すると、次のようになります。