Q: どうすればmoompsデーモンに、データベースへデータセル履歴を保存するようにさせることができますか?

A: 以下に、開始から終了までのロードマップを示します。

• プリファレンスにデータベースセクションを適切に書き込むことでデータベースへのアクセス許可を行います(データベースユーザとして、moodssデータベースへの書き込みアクセス権限を持ってなければならないことに注意)。
• ファイルデータベースのロードメニューを使ってあなたの設定をテストしてください。エラーが無くmoodssデータベースが存在し、あなたのデータベースユーザが有効ならば取得できるでしょう。さもなくば、それが動作するまで、あなたのデータベース管理者と連絡をとって処理を再起動させましょう。
• プリファレンスのデーモン(moomps)セクションでは、moompsデーモンが使用しする環境設定ファイルを選択し(もちろん、そのファイルへの書き込みアクセス権限がなければなりません)、有効にしてください。データベース環境設定は、データセル履歴を保存用としてmoompsが使用するために保存されます(すべてmoompsのドキュメンテーションを参照してください)。
• 既存の環境設定(保存)ファイルを使用するか、モジュールを読み込んで、編集のデータベースメニューを使用して、表示中のダイアログボックスにデータセルをドロップします。
• ダッシュボードファイル用にmoompsディレクトリへ環境設定(ファイル保存メニュー)を保存します(デフォルトでは/etc/moomps/。もちろん書き込み権限を持っている必要があります)。
• moompsデーモンを起動または再起動します(動作中のmoompsデーモンによって既に読み込まれたダッシュボードファイルを動的に修正することができます。修正内容は、直ちに評価に取り込まれます)。
• しばらくして、ファイルデータベースの読み込みメニューから、データが実際に格納されることをチェックしてください。

Q: なぜ、あるテーブルは削除することができないのでしょう?

A: それらのテーブルはモジュールデータを保持していますので、対応するモジュールから破棄することにより簡単に削除することができます。モジュール名称を含むウィンドウバーをもつただ一つのものですので、容易に認識できます。

Q: モジュールをロードするとき、何が行われるのか知るにはどうすればよいですか?

A: モジュールが読み込まれる際に何が行われているかは、実際にはモジュールの実装自体に依存します。それは、モジュールのドキュメンテーション(ヘルプメニューを通じてアクセス可能)に記述されているはずです。 各モジュールが読み込まれている場合、メッセージはmoodssのメインウィンドウにあるメッセージ領域に表示されます。 モジュール初期化に時間がかかり、モジュールがバックグラウンドでそれを行っても、このメッセージが一時的に表示されることに注意して下さい(他のモジュールがさらに機会を捉えて初期化させます)。
エラーがある場合、それらはメッセージ領域に表示されます。 私としては、トレースウィンドウをオープンするか、あなたがそのエラーのトレースを正確に追跡したトレースモジュールを読み込むことを提案します。

Q: ビューワを削除するには?

A: これにはいくつかの方法があります

• モニタしているセルが空のとき、消しゴムへドラッグ&ドロップします。
• 空でないときは、消しゴムをドラッグしてビューワの中へドロップします。
• ビューワ (通常は、内部マネージャのハンドルを使用)を消しゴムへ移動します。

Q: どのようにして、別のページのテーブルまたはビューワを転送しますか?

A: 他のページタブ(タブラベルのまわりが黒い枠になるまでマウスのボタンを押し続けます)へそれを移動します(いつものように、内部ウィンドウマネージャのハンドルを使用)。ビューワは、ターゲットページの上部左隅に見えるようになります。

Q: ファイル/モジュール/管理ダイアログボックスでモジュールの再読み込みに失敗すると、モジュールがリストからなくなり、すべてのオプション値が消えます。なぜでしょう?

A: 内部の実装では、モジュールの再読み込みに2つのステップを必要とします。そのとき既存のモジュールから破棄し、新しいオプション値を使用してそれを読み込みますが、(moodss 17.6から採用)それらは失われません。ファイル/モジュール/ロードで表示されるダイアログボックスでモジュールの新しいインスタンスを読み込もうとするとき、それらが再利用されるからです。

Q: ファイルを変更、削除、追加すると、moompsデーモンがダッシュボードファイル用に使用しているディレクトリの中で何が起きているのでしょう?

A: moomps(使用方法セクションの環境設定ファイルおよびディレクトリ変数を参照)によりモニタされるダッシュボード定ファイルの場合、

• changed:その最新の修正時間(使用方法セクションに記述されているダッシュボードファイルのモニタのポーリング時間に依存)。
• deleted: 何も発生しません(moompsデーモンはファイルから破棄しませんので、変更を反映させるには再起動の必要があります)。
• モニタしているディレクトリにaddedされる場合。安全上の理由により何も発生しません(moompsデーモンはファイルを読み込みませんので、変更を反映させるには再起動の必要があります)。

Q: moodssGUIの編集データベースダイアログボックスで、あるデータセルのステータスが変更されると何が起こるのでしょう。また、moompsデーモンは動作中でしょうか。

A: 状態が変更されてから、編集データベースダイアログは閉じて、ダッシュボードファイルはファイル/保存メニューを使用して保存し、moompsデーモンはファイルが更新されて再読み込みすることを理解します。もちろん、提供されたファイルはデーモンがモニタしている環境設定ファイルの一部です(ファイルおよび使用方法の章でディレクトリ変数を参照)。
したがって、そのような変更はアカウントにすぐに取り込まれます(使用方法のセクションに記述したダッシュボードファイルのモニタのポーリング時間に依存)。

Q: 入力を含め、日本語のサポートに必要なものは?

A: 私は、次のようにようにしてRed Hat LinuxのFedoraでテストに成功しています。

# service canna start # (as root) $ export LC_ALL=ja_JP.eucJP XMODIFIERS=@im=kinput2 $ kinput2 -canna -xim & $ moodss

(訳注：通常の日本語環境で使用していれば、単にmoodssを実行するだけです)

以下のソフトウェアのインストールが必要です。

• Canna 3.6
• Kinput2 3.1

日本語でフリーテキストビューワにテキスト入力をするためについては、Shift-Spaceを押してカーソルの近くの下に表示される小さなウィンドウの中へ入力します。

注意:

• プリファレンスでフォントを調節する必要があるでしょう。
• ダッシュボードファイルを保存するとき、EUC-JPのエンコーディングで行います。
• データセルを日本語のコメントでのアーカイブの保管は、次のデータベースでのテストに成功しています:SQLite、MySQL。