ここに挙げたツール群はGIMPの基本的な描画ツールで、このようにまとめて解説するのに見合うほどの機能を共通して持っています。描画ツール全般に共通する機能については、共通機能 の節をご覧ください。それぞれのツール固有の機能については個別に解説した節があります。
鉛筆はこの一群のツールのなかでも最も無骨であり、 描線はごつごつとして硬く、アンチエイリアスがかかっていません。 絵筆はこの一群のなかでは中間的で、いちばんよく使われているはずです。 エアブラシは最も柔軟性に富み操縦可能性が高いツールです。 ただしその柔軟性のせいで絵筆よりは扱いがやや難しくなっています。
これらのツールはともに同じブラシが利用でき、 同じオプションで基本のパターン(文様)やグラデーションから色が選べます。 いずれも多彩なモードを描画に生かせます。
どのツールも Ctrl キーを押している間はスポイト (カラーピッカー) に変身し、 レイヤー上をクリックすればその画素 (ピクセル) の色が描画色 (ツールボックスの色領域で表示されています) になります。