6.19. 可視レイヤーの統合...

可視レイヤーの統合... コマンドは可視レイヤーを1層のレイヤーに統合します。 可視レイヤーは レイヤーダイアログ の一覧表で「」のアイコンがついた項目として表されています。

[注意] 注意

このコマンドを実行したあとは元になった可視レイヤーが全て消去されます。 レイヤー メニューの 可視部分をレイヤーに コマンドであれば統合で作成された新たなレイヤーが最前面に置かれ元のレイヤーはそのまま残されます。

6.19.1. コマンドの呼び出し方

  • 画像ウィンドウのメニューより Image可視レイヤーの統合...

  • キーボードショートカット Ctrl+M

6.19.2. 「レイヤー統合の設定」ダイアログのご説明

図 15.69. 「レイヤー統合の設定」ダイアログ

レイヤー統合の設定ダイアログ

統合されたレイヤーの大きさ

可視レイヤーはレイヤーダイアログの一覧表では「」のしるしのついた項目として表されています。

  • 対象レイヤーを内包するサイズ: 生成されるレイヤーは元となるレイヤーの全てをすっぽり取り囲める大きさになります。 ちなみにGIMPのレイヤーは画像からはみ出す大きさになることもありえます。

  • キャンバスサイズ: 生成されるレイヤーは画像と同じ大きさになります。 GIMPでは画像よりも大きなレイヤーもありうるということでしたから、 画像をはみ出したレイヤーはこのオプションによって刈り揃えられます。

  • 対象の最背面レイヤーサイズ: 生成されるレイヤーは背景レイヤーと同じ大きさになります。 他の可視レイヤーが背景レイヤーより大きかったりはみ出したりしている場合は刈り揃えられてから統合され、 元の背景レイヤーと同じ大きさの新たなレイヤーとなって最背面に置かれます。

不可視レイヤーを削除

このオプションを有効にすると、 レイヤーの重なりから不可視レイヤーが削除されます。

図 15.70. 「可視レイヤーの統合」の例

可視レイヤーの統合の例

3層のレイヤー。 うち2層が可視。

可視レイヤーの統合の例

不可視レイヤーを削除」無効

可視レイヤーの統合の例

不可視レイヤーを削除」有効