13.2. 基本図形を描画

  1. 図形を描くことがGIMPの本領ではありません。 しかし 項13.1. 「直線の引き方」 に書かれた技法や選択範囲を使えば図形が描けます。 もちろんこれ以外にも図形を描く方法はありますが、 ここでは簡単な技にだけ的を絞ります。 それではまず 新しい画像 を作成してから、 描画色と背景色 が違う色になるようにしてください。

  2. 図 7.39. 矩形の選択範囲を作成

    矩形の選択範囲を作成

    このスクリーンショットは矩形選択の作り方を示している。 マウスの 第1ボタン を押しながら赤の矢印のように移動する。


    矩形 (長方形) や楕円形などの基本図形は 選択ツール を使うと作れます。 この演習では例題で矩形を描きます。 では早速、 矩形選択ツール を呼びだして新たに選択範囲を作成しましょう。 マウスの 第1ボタン を押しながら、 画像上の他の場所に移動します ( 図 7.39. 「矩形の選択範囲を作成」 で図示しました)。 マウスボタンを放すと選択範囲が作成されます。 詳しいキー修飾の解説が 選択ツール にあります。

  3. 図 7.40. 描画色で塗りつぶされた矩形の選択範囲

    描画色で塗りつぶされた矩形の選択範囲

    このスクリーンショットは矩形の選択範囲が描画色で塗りつぶされた様子を表しています。


    選択範囲ができあがったら、 描画色に指定した色で範囲内を塗りつぶしたり輪郭線をなぞったりできます。 どちらもまず 描画色 を選んでから、 前者なら 塗りつぶしツール を呼びだして範囲内を塗りつぶします。 後者なら 編集 メニューにある 選択範囲の境界線を描画 を呼びだして輪郭線を描きます。 望み通りの結果が得られたら 選択を解除 しましょう。