3.6. ストライプ除去...

3.6.1. 概観

ストライプ除去... フィルタは安物のスキャナでとり込んだ画像に起こる縦縞模様を除去するのに使います。 画像に干渉するパターンを掛け合わせるようになっていて、 うまくいけば縦縞が消えます。 この「逆相」色パターンは画像で縦向きに描かれているものを基に算出しますので、 画像に無いはずの縦縞がプレビュー画面に描かれても驚かないでください。 ただしパターンの「強度」が高すぎると、 画像がまた縞模様になってしまいます。

初めの一度のフィルタ適用では縞模様が残ってしまう場合には、 縦縞の部分を矩形選択してもう一度フィルタをかけてください (それ以外の選択ツールでは結果的に悪化します)。

3.6.2. フィルタの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより フィルタ強調ストライプ除去...

3.6.3. オプション

図 16.27. ストライプ除去...」フィルタのオプション

ストライプ除去...フィルタのオプション

プレビュー

プレビュー オプションを有効にしておれば画像に実際にフィルタをかける前からダイアログ上で調節したとおりに即座に効果のようすが見て分かるようになっています。

ヒストグラム作成

ヒストグラム」は干渉パターンがもっと見やすくなるよう黒と白の画像で表します。

スライダや記入欄でフィルタの「強度」を 2 から 100 の範囲で設定できます。 60 を上回る数値はほぼ不必要であり、 そのような値は作為的な物体を描いてしまいやすくなります。