定規ツールは画像上の任意の区間や角度を計測するためのものです。 マウスボタンでクリックしてからドラッグして移動すると、 最初にクリックした位置から現在地までの画素数 (ピクセル数) や角度が測れます。 得られた情報は画像ウィンドウの状態情報の区域 (ステータスバー) や情報ウィンドウで見られます。
計測の端点にマウスポインタを再びかざすと、 ポインタに移動の印がつきます。そこでクリックしてドラッグすれば端点を移動でき、 もう一方の端点を再利用して計測を再開できます。
得られた情報は画像ウィンドウ底部の ステータスバー につぎのように表示されます。
このキーを押しながら直前の計測でできた直線の端点にマウスポインタをかざすと、 「+」のついた姿になります。 ここでクリックしてドラッグすると、 その直線を破棄せずに計測を行なえます。 既定では水平線を基準線に使うのに対して、 この直線を基準線にとり、 新たに引いた直線との間の角度が測られます。 この方法では常に直前と今回の2本の直線が残ります。 Shift キーを放せば、 支点と2つの端点のいずれも移動できます。 この方法で画像上の どんな角度でも測れます。
このキーを押している間はこのツールで引ける直線の傾斜角度が限定されます。 全周を 24 分割した 15° 刻みの方向 (垂直や水平を含む)のうちで、 差し示した方向に最も近い角度だけを利用できます。
Ctrl キーを押しながら端点をクリックすると水平なガイド (ガイド) が作られます。 このときマウスポインタは の姿になります。
このキーを押しながら端点をクリックすると垂直なガイドが作られます。このときマウスポインタは の姿になります。
この組み合わせキーを押している間は計測で引いた直線を移動できます。
この組み合わせキーを押しながら端点をクリックするとその点上で直交する水平ガイドと垂直ガイドがつくれます。
このオプションはこのツールの情報ウィンドウを開き、 そこで詳しい計測結果を表示します。 その内容はステータスバーの情報よりも丁寧です。
定規ツールには面積を計測する機能はありません。 代わりに選択範囲の面積がヒストグラム では総ピクセル数として得られます。