FontForge でビットマップを自動トレースする方法

FontForge には自動トレース機能はありませんが、2 種類の無料で入手可能な自動トレースプログラムの出力を便利に使うことができます。その 2 種類は:

これらのうち少なくともどちらか一つをダウンロード (おそらくビルドも) して、PATH で指定されたパスのどこかにインストールする必要があります。

これが終わったら、自動トレースを行いたいグリフの背景に画像を読み込む必要があります。これを行うにはいくつかの方法があります:

ビットマップフォントから
ビットマップフォントを自動トレースする場合、(フォントビューから) 以下の操作を行ってください。
クリップボードから
選択された画像を MIME タイプを指定して送信する処理 (KDE はこれを行います) をサポートしているアプリケーションがあれば、そのアプリケーションで画像をコピーして、FontForge の適切なグリフウィンドウに貼りつけることができます。
画像ファイルから
ビットマップ画像 (カラー画像よりも、白黒 2 値の画像の方がうまく処理できます) がある場合
複数の画像ファイルから
複数の画像ファイルがある場合、それらを 1 回のコマンドで読み込むことができますが、そのためには適切な名前をつけておかねばなりません。フォントに Unicode 文字 U+0041 (LATIN CAPITAL LETTER A) から U+0049 (LATIN CAPITAL LETTER J) までが含まれている場合、それぞれの文字の画像を含む "uni0041.png", "uni0042.png", … "uni0049.png" というファイルを作成して、それから

フォントの背景画像がフォントに含まれているなら (自動トレースプログラムがインストールされているなら)

これにはしばらく時間がかかりますので、辛抱強くお待ちください。

警告: TeX のビットマップフォントを処理しているのでない限り、極端に低い解像度の画像を使用していることと思います。自動トレースを行うプログラムは、より高い解像度の方が上手に処理を行います。

Shift キーを押しながら、メニューから 自動トレース(R) を選ぶとプログラムに与える引数を入力するように促されます。Shift キーを押していないと、FontForge は全開し要したのと同じ引数を使用します。AutoTrace の引数は "$ autotrace -help" で見ることができますし、プログラムに添付されている README ファイルにもかかれています。入出力ファイルやフォーマットを指定しないでください。それらは FontForge が割り当てます。

-- 戻る -- 目次 --