RubyAddPath directory...
ライブラリの検索パスにディレクトリを追加する。
例:
RubyAddPath /home/shugo/ruby
RubyRequire library...
libraryをrequire
する。
例:
RubyRequire apache/ruby-run RubyRequire cgi
RubyHandler expr
ruby-objectハンドラで実際に処理を行うオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にhandlerメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> SetHandler ruby-object RubyHandler Apache::RubyRun.instance </Location>
RubyTransHandler expr
URIの書き換えを行うオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にtranslate_uriメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyTransHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyAuthenHandler expr
ユーザIDとパスワードの確認を行うオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にauthenticateメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyAuthenHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyAuthzHandler expr
リソースが権限を必要とするかどうかの確認を行うオブジェクトを返す式 を指定する。 requestオブジェクトを引数にauthorizeメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyAuthzHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyAccessHandler expr
アクセス制約を行うオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にcheck_accessメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyAccessHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyTypeHandler expr
MIME-typeのチェックを行うオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にfind_typesメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyTypeHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyFixupHandler expr
応答の内容を最後に変更するオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にfixupメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyFixupHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyLogHandler expr
リクエストについての情報を記録するオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にlog_transactionメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyLogHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyHeaderParserHandler expr
ヘッダのパースをするオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にlog_transactionメソッドが呼ばれる。 Apache 1.x でのみ使用できる。
例:
<Location /ruby> RubyHeaderParserHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyPostReadRequestHandler expr
リクエストを読みこんだ後、他のフェーズの前に呼ばれるオブジェクトを 返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にpost_read_requestメソッドが呼ばれる。
例:
<Location /ruby> RubyPostReadRequestHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyInitHandler expr
子プロセル起動直後に呼ばれるオブジェクトを返す式を指定する。 requestオブジェクトを引数にinitメソッドが呼ばれる。 サーバレベルの設定(つまり<Location>や<Directory>や <Files>の外)で指定すると、RubyPostReadRequestHandlerよ りも前に実行され、そうでなければRubyHeaderParserHandlerの前に 実行される。
例:
RubyInitHandler Apache::Foo.instance <Location /ruby> RubyInitHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyCleanupHandler expr
クリーンアップ時に呼ばれるオブジェクトを返す式を指定する。 リクエスト完了時に、requestオブジェクトを引数にcleanupメソッドが 呼ばれる。
例:
RubyCleanupHandler Apache::Foo.instance <Location /ruby> RubyCleanupHandler Apache::Foo.instance </Location>
RubyPassEnv name...
スクリプトに受け渡す環境変数の名前を指定する。 このディレクティブが指定されなかった場合、CGI環境変数(QUERY_STRINGなど) のみがRubyスクリプトに渡される。 このティレクティブが指定された場合、すべてのCGI環境変数と、リストされた 他の環境変数が、Rubyスクリプトから利用可能となる。 サーバ設定のみに指定可。
例:
RubyPassEnv HOSTNAME OSTYPE MACHTYPE
RubySetEnv name val
スクリプトに受け渡す環境変数の値を指定する。
例:
RubySetEnv LANG "ja_JP.eucJP"
RubyTimeOut sec
スクリプトのタイムアウト時間(単位は秒)を指定する。 タイムアウト時間が過ぎても実行されているスクリプトは強制的に 終了される。 サーバ設定のみに指定可。
例:
RubyTimeOut 60
RubySafeLevel level
$SAFEのデフォルト値を指定する。 サーバ設定のみに指定可。
$SAFEはセキュリティレベルである。 $SAFEの値は0から4までの整数でなければならない。 mod_rubyでは$SAFEのデフォルト値は1である。
$SAFEが1以上の場合、Rubyはユーザが汚染されたデータを潜在的危険性のある 操作に利用するのを禁止する。
$SAFEが2以上の場合、Rubyはだれでも書き込むことのできる場所からプログラム ファイルをロードすることを禁止する。 writable locations.
$SAFEが3以上の場合、新しく生成されたすべてのオブジェクトは汚染される。
$SAFEが4以上の場合、Rubyはグローバル変数などのグローバルな状態の変更を 禁止する。
例:
RubySafeLevel 2
RubyOutputMode mode
スクリプトの出力モードを指定する。modeはnosync
, sync
,
syncheader
のうちのどれか一つでなければならない。modeが
nosync
の場合、スクリプトのすべての出力はバッファリングされ、スクリプ
トの実行の終了時にフラッシュされる。modeがsync
の場合、スクリプ
トのすべての出力はただちにクライントに送信される。modeが
syncheader
の場合、へッダの出力のみがただちに送信され、他の出力はバッ
ファリングされる。デフォルト値はnosync
。
例:
RubyOutputMode syncheader
RubyRestrictDirectives flag
他の「Rubyで始まるディレクティブ(RubyHandlerやRubySetEnvなど)」
を.htaccessで制限するかどうかを指定する。デフォルトはoff
。
共有サーバなど複数のユーザで利用する場合などでon
にすると、
サーバ管理者だけがmod_rubyを使うことができる。サーバ設定でのみ指定
することができる。
例:
RubyRestrictDirectives on
RubyGcPerRequest flag
各リクエストの処理後にGCを実行するかどうかを指定する。
例:
RubyGcPerRequest on
RubyKanjiCode kcode
Rubyの$KCODEを指定する。デフォルト値は"NONE"
。
例:
RubyKanjiCode euc