AM_CONFIG_HEADER
AC_CONFIG_HEADERS
と同じです
(see Optional).
AM_ENABLE_MULTILIB
AM_C_PROTOTYPES
AM_HEADER_TIOCGWINSZ_NEEDS_SYS_IOCTL
TIOCGWINSZ
を使用するときに<sys/ioctl.h>が必要な場合,
GWINSZ_IN_SYS_IOCTL
を定義します.それ以外の場合,
TIOCGWINSZ
は<termios.h>で見つかるはずです.
AM_INIT_AUTOMAKE([OPTIONS])
AM_INIT_AUTOMAKE(PACKAGE, VERSION, [NO-DEFINE])
このマクロには二つの形式があり,最初のものが好まれます.この形式では,
AM_INIT_AUTOMAKE
は単一の引数で呼び出されます — ツリー内のすべ
てのMakefile.amに適用するAutomakeオプションのスペースで分離され
ているリストです.それぞれのオプションがAUTOMAKE_OPTIONS
でリス
トアップされているかの様な効果があります.
反対されている二番目のAM_INIT_AUTOMAKE
の形式は,二つの引数が必
要です.パッケージとバージョンナンバーです.この形式は,package
とversionがAutoconfのAC_INIT
マクロ(それ自身も古い形式と新
しい形式があります)から得ることが可能なので時代遅れです.
configure.acが以下の場合を考えます.
AC_INIT(src/foo.c) AM_INIT_AUTOMAKE(mumble, 1.5)
以下のようにして新しいものにすることが可能です.
AC_INIT(mumble, 1.5) AC_CONFIG_SRCDIR(src/foo.c) AM_INIT_AUTOMAKE
configure.acを以前のバージョンのAutomakeから更新している場合,
上記の例のように,単純にパッケージバージョンの引数を,直接
AM_INIT_AUTOMAKE
からAC_INIT
へ移動することが常に正しいと
は限りません.AC_INIT
の最初の引数はパッケージの名前(例えば
‘GNU Automake’)ですが,AM_INIT_AUTOMAKE
に渡すために使用し
ているtarballの名前(例えば‘automake’)ではありません.Autoconfはパッ
ケージ名からtarball名を導き出すことを試み,それはほとんどのパッケージ
で動作しますが全てで動作するとは限りません.(うまく動作しない場合 —
Autoconfのバージョン2.52g以上からサポートされている — tarball名を明
示的に提供する,AC_INIT
の四つの引数を用いる形式を使用することが
可能です).
デフォルトでこのマクロは‘PACKAGE’と‘VERSION’を
AC_DEFINE
します.以下のように‘no-define’オプションを渡すこ
とでこれを避けることが可能です.
AM_INIT_AUTOMAKE([gnits 1.5 no-define dist-bzip2])
または時代遅れの形式に空の三番目に引数を渡すことで避けることが可能です.
AM_PATH_LISPDIR
emacs
プログラムを検索し,見つかった場合は,Emacsのsite-lispディ
レクトリへのフルパスを出力変数lispdir
に設定します.
このテストは(gnu EmacsやXEmacsのような)Emacs Lispをサポートしてい
るバージョンのemacs
が見つかることを想定しています.それ以外の
emacsenでは,このテストはハングアップします(古いバージョンのMicroEmacs
のように,対話モードでセットアップされているものは,終了するために
‘C-x C-c’が必要で,emacsユーザでなければなかなか気付かないでしょ
う).しかし,ほとんどの状況で,テストを終了するために‘C-c’を使用
することが可能でしょう.問題を避けるため,環境変数でEMACS
を
“no”に設定したり,(Emacs Lispをサポートしているemacs
が確実に
ある場合は)正しいパスを明示的に設定するためにconfigureで
‘--with-lispdir’を使用することが可能です.
AM_PROG_AS
CCAS
を設定し,
そして,必要な場合はCCASFLAGS
も設定します.
AM_PROG_CC_C_O
AC_PROG_CC_C_O
に似ていますが,それはautomakeが要求する形
式の結果を生成します.この機能が必要なときは,AC_PROG_CC_C_O
の
代わりにこれを使用して下さい.
AM_PROG_LEX
AC_PROG_LEX
に似ていますが(see Particular Program Checks),lex
が無いシステムでmissing
スクリプトを使用します.‘HP-UX 10’
はそのようなシステムの一つです.
AM_PROG_GCJ
gcj
プログラムを見つけるか,そうでなければエラーを
発生します.それは‘GCJ’と‘GCJFLAGS’を設定します.gcj
は,GNU Compiler CollectionのJavaフロントエンドです.
AM_SYS_POSIX_TERMIOS
am_cv_sys_posix_termios
を‘yes’に設定します.
そうでない場合,その変数を‘no’に設定します.
AM_WITH_DMALLOC
WITH_DMALLOC
を定義し,LIBS
に
‘-ldmalloc’を加えます.
AM_WITH_REGEX
configure
コマンドラインに‘--with-regex’を追加します.指定
されている(デフォルトの)場合,‘regex’の正規表現ライブラリが使用さ
れ,regex.oが‘LIBOBJS’に書き込まれ,そして,
‘WITH_REGEX’が定義されます.‘--without-regex’が与えられる場
合,‘rx’正規表現ライブラリが使用され,rx.oが‘LIBOBJS’
に書き込まれます.