いつもではありませんが,ほとんどの印刷されたドキュメントは順番に読むよう に設計されています.人々は,必要なとき提出されるべき情報を見つけるために, 前後にページをめくるのが嫌になります.
しかしドキュメントには,現在の文脈に対しては詳しすぎたり主要でなかったり する情報もあります.そのような情報へのアクセスを提供するため相互参照を使 用してください.また,オンラインヘルプシステムやリファレンスマニュアルは. 小説とは異なります.そのようなドキュメントを最初から最後まで順番に読む人 はほとんどいません.代わりに,人々は必要なところを拾い読みします.このた め,そのようなものでは,読者が読まなかった可能性のある他の情報を見つける とき役に立つ相互参照を多く含めるべきです.
印刷されたマニュアルでは,完全に他のマニュアルでない限り,相互参照は結果 としてページ参照となり,他のマニュアルの場合は相互参照はマニュアルの名前 になります.
Infoでは,相互参照は結果としてInfoの‘f’コマンドに続いて使用可能な項 目となります.(see Some advanced Info commands.)
様々な相互参照コマンドは,ノード(やアンカー
see @anchor
)を相互参照の位置を定義するために使用しま
す.これはInfoの環境の話で,そこでの相互参照は指定した場所に移動します.
TeXもノードを相互参照の位置を定義するために使用しますが,動作は明白で
はありません.TeXがDVIファイルを生成するとき,それは,それぞれのノー
ドのページを記録し参照を作成する際にページ番号を使用します.このため,印
刷されるだけのマニュアルを書くだけでオンラインで使用しない場合でさえ,相
互参照する場所に名前をつけるために@node
行を書く必要があります.