ブレイクポイント、 ウォッチポイント、 キャッチポイントを削除するのではなく、 無効化したい場合もあるでしょう。 無効化によって、 ブレイクポイントは、 それがあたかも削除されたかのように機能しなくなりますが、 後に再度有効化することができるよう、 そのブレイクポイントに関する情報は記憶されます。
ブレイクポイント、
ウォッチポイント、
キャッチポイントは、
enable
コマンドとdisable
コマンドによって有効化、
無効化されます。
これらのコマンドには、
引数として1つ以上のブレイクポイント番号を指定することも可能です。
指定すべき番号が分からない場合は、
info break
コマンド、
または、
info watch
コマンドによってブレイクポイント、
ウォッチポイント、
キャッチポイントの一覧を表示させてください。
ブレイクポイント、 ウォッチポイント、 キャッチポイントは、 有効/無効という観点から見て、 4つの異なる状態を持つことができます。
break
コマンドで設定されたブレイクポイントの初期状態はこの状態です。
tbreak
コマンドで設定されたブレイクポイントの初期状態はこの状態です。
以下のコマンドを使用することで、 ブレイクポイント、 ウォッチポイント、 キャッチポイントの有効化、 無効化が可能です。
disable
[breakpoints
] [bnums...
]disable
コマンドは
dis
と省略することができます。
enable
[breakpoints
] [bnums...
]enable
[breakpoints
] once
bnums...
enable
[breakpoints
] delete
bnums...
tbreak
コマンド
(see Setting breakpoints)
で設定されたブレイクポイントを除き、
ユーザによって設定されたブレイクポイントの初期状態は有効状態です。
その後、
ユーザが上記のコマンドのいずれかを使用した場合に限り、
無効化されたり有効化されたりします
(until
コマンドは、
独自にブレイクポイントを設定、
削除することができますが、
ユーザの設定した他のブレイクポイントの状態は変更しません。
see Continuing and stepping)。