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37.8.3 入力を記録する

— Function: recent-keys

この関数は、キーボードやマウスからの最近の100個の入力イベントを収めた ベクトルを返す。 キー列として使われたかどうかに関わらず、すべてのイベントを含む。 したがって、キーボードマクロで生成したイベントを数えずに 最後の100個のイベントをつねに得ることになる。 (キーボードマクロで生成したイベントを省くのは、 それらはデバッグにはあまり役立たないからである。 キーボードマクロを起動したイベントが見えれば十分なはずである。)

— コマンド: open-dribble-file filename

この関数は、filenameという名前のドリブルファイル (dribble file)をオープンする。 ドリブルファイルをオープンしていると、 (キーボードマクロを除く)キーボードやマウスからの各入力イベントを そのファイルに書き出す。 文字でないイベントは、その表示表現を‘<...>’で囲って表す。

ドリブルファイルをクローズするには、 引数にnilを指定してこの関数を呼び出す。

この関数は、バグ報告のために Emacsのバグを引き起こす入力を記録するために普通は使う。

          (open-dribble-file "~/dribble")
               ⇒ nil

関数open-termscript(see Terminal Output)も 参照してください。