nohupは,ログアウト後にバックグランドでコマンドを実行し続け ることを可能にするため,ハングアップシグナルを無視して,与えられたコマ ンドを実行します.概要です.
nohup command [arg]...
標準出力が端末の場合,ファイルnohup.outに追加するようにリダイレ クトされます.書き込み不可能な場合,それらはファイル $HOME/nohup.outに追加します.それも書き込み不可能な場合,コマン ドは実行されません.標準出力が端末の場合,commandの標準出力は nohupのものと同じになります.
nohupがnohup.outや$HOME/nohup.outを作成する場 合,“group”や“other”のアクセス許可を用いてそれを作成しません.出力 ファイルが既存の場合は,その許可を変更しません.
標準エラー出力が端末の場合,標準出力と同じファイルデスクリプタにリダイ レクトされます.
nohupは,バックグランドで実行するようにするコマンドを,自動 的に書き出しません.コマンド行の終りに‘&’を用いて,明示する必要が あります.また,nohupはcommandのスケジュールの優先順位 を変更しません.そうするためにniceコマンドを,例えば ‘nohup nice command’のように使用して下さい.
オプションは--helpと--versionのみです.See Common options.
126 commandは見つかるが,呼び出せなかった場合.
127 nohup自身が異常終了した,または,commandが見つからない.
それ以外は,commandの終了ステータスです.