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17.2.6.2 ソース上のブレークポイント

定義内のすべてのブレークポイントは、定義を処置し直すたびに失われます。 ブレークポイントを失いたくない場合には、 ソース上のブレークポイント(source breakpoint)を指定できます。 これはソースコード上で関数edebugを呼び出すだけです。 もちろん、条件付けして呼び出せます。 たとえば、関数facにおいて、引数がゼロの場合に停止するには、 以下に示すように最初の行を挿入します。

     (defun fac (n)
       (if (= n 0) (edebug))
       (if (< 0 n)
           (* n (fac (1- n)))
         1))

関数facを処置してこの関数を呼び出すと、 edebugの呼び出しはブレークポイントのように動作します。 実行モードに応じて、edebugはその箇所で停止するか休止します。

edebugを呼び出したコードが処置済みでなければ、 この関数はdebugを呼び出します。