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28.4.9 キーボード上の非ASCII文字

アクセント付き文字などの非ASCII文字を送出するキーがあるキーボードでは、 それらのキーの再定義には、少々トリックが必要です。 2つの解決方法があります。 1つめは、set-keyboard-coding-system(see Specify Coding)を 使って、キーボードのコーディングシステムを指定することです。 そうすれば、つぎのように書いて、 通常の方法でそれらのキーを再定義できます。

     (global-set-key [?char] 'some-function)

ただし、charを挿入するには、定義したいキーを打ちます。

キーボードのコーディングシステムを指定しないと、 上のようにはできません。 そのかわりに、端末が実際に送出するコードを調べる必要があります。 Emacsでこれを簡単に行うには、 C-x b temp <RET>で空バッファを作成し、 M-x toggle-enable-multibyte-characters <RET>でユニバイトに してから、このバッファに文字を挿入するキーを打ちます。

文字のまえにポイントを移動して、C-b C-x =と打ちます。 8進数、10進数、16進数の3通りで表した文字コードを括弧で括った メッセージがミニバッファに表示されます。 定義するには、3つの数字の2番目、つまり、10進数を ベクタの中に書きます。

     (global-set-key [decimal-code] 'some-function)