Previous: Misc X, Up: Frames


15.18 非ウィンドウ端末

Emacsが扱えるウィンドウシステムを使えない端末では、 一度に1つのフレームしか表示できません。 しかし、複数のEmacsフレームを作って、それらのフレーム間を切り替えられます。 このような端末でのフレームの切り替えは、 異なるウィンドウ構成の端末での切り替えとたいへんよく似ています。

新しいフレームを作りそれに切り替えるには、C-x 5 2を使います。 既存のフレーム間を巡回するには、C-x 5 oを使います。 カレントフレームを削除するには、C-x 5 0を使います。

各フレームにはそれを区別する番号があります。 一度には1つのフレームだけしか表示できない端末では、 選択されているフレームの番号nが、 モード行の先頭近くに‘Fn’という形式で現れます。

Fn’は、実際にはフレームの名前です。 望むなら別の名前を指定でき、その名前でフレームを選択できます。 選択されたフレームに新しい名前を指定するには、 コマンドM-x set-frame-name <RET> name <RET>を使います。 その名前でフレームを選択するには、 M-x select-frame-by-name <RET> name <RET>を使います。 指定した名前は、フレームを選択するとモード行に表示されます。