開発者は、
GDBを使うことによって、
Sparcletターゲット上で実行中のタスクをUnixホストからデバッグできるようになります。
GDBは、
Unixホスト上で実行されるコードとSparcletターゲット上で実行されるコードの両方を使用します。
gdb
は、
Unixホスト上にインストールされて実行されます。
timeout
argsremotetimeout
をサポートするようになりました。
このオプションはユーザによって設定されるもので、
argsはGDBが応答を待つ秒数を表わします。
デバッグ用にコンパイルする際には、 デバッグ情報を得るために"-g"オプションを、 また、 ターゲット上でロードしたい位置にプログラムを再配置するために"-Ttext"オプションを指定します。 各セクションのサイズを小さくするために、 "-n"または"-N"オプションを加えるのも良いでしょう。
sparclet-aout-gcc prog.c -Ttext 0x12010000 -g -o prog -N
アドレスが意図したものと一致しているかどうかを検証するのに、 objdumpを使うことができます。
sparclet-aout-objdump --headers --syms prog
GDBが見つかるようにUnixの実行サーチ・パスを設定すれば、
GDBを実行するための準備は完了です。
Unixホストからgdb
(インストールの方法によっては、
sparclet-aout-gdb
)
を実行します。
GDBが起動されて、 以下のプロンプトを表示します。
(gdbslet)