Infoを動作させるため,infoディレクトリには,Infoシステムのための トップレベルディレクトリを提供するファイルを含める必要があります.慣習的 に,このファイルはdirと呼ばれます.(このファイルの場所は,Emacsで Infoモードに入るためC-h iと入力し,infoディレクトリへのパス 名を見るためC-x C-fを入力すると分かります.)
dirファイルはそれ自身がInfoファイルです.それは,システム全ての Infoファイルに対するトップレベルメニューを含んでいます.メニューは以下の ようになってます.
* Menu: * Info: (info). Documentation browsing system. * Emacs: (emacs). The extensible, self-documenting text editor. * Texinfo: (texinfo). With one source file, make either a printed manual using @TeX{} or an Info file. ...
これらのメニューの項目のそれぞれが,丸カッコに名前があるInfoファイルの `Top'ノードを示します.(Infoはノード名を指定されない場合,`Top'ノードへ 行くので,このメニュー項目は`Top'ノードを指定する必要はありません. See Nodes in Other Info Files.)
このため,‘Info’項目はinfoファイルの`Top'ノードを示し, ‘Emacs’項目はemacsファイルの`Top'ノードを示します.
それぞれのInfoファイルでは,`Top'ノードの`Up'ポインタはdir
ファイ
ルへの参照です.例えば,Emacsマニュアルの`Top'ノードの行は,Infoファイル
では以下のようになっています.
File: emacs Node: Top, Up: (DIR), Next: Distrib
この状況では,dirファイル名は大文字で書かれています — それは, 大文字または小文字で書くことが可能です.これは一般に真ではなく, dirの場合だけ特別です.