この関数は、
query-replace
と関連するコマンドの中身である。 from-stringの出現を探しだし、それらの一部やすべてを置き換える。 query-flagがnil
であると、すべての出現を置換する。 さもなければ、1つ1つユーザーにどうするかを問い合わせる。regexp-flagが
nil
以外であると、 from-stringを正規表現として扱う。 さもなければ、その字面とおりに一致する。 delimited-flagがnil
以外であると、 単語区切りで囲まれたもののみを対象にする。引数replacementsは、出現を置き換えるものを指定する。 それが文字列であれば、その文字列を使う。 文字列のリストでもよく、要素を巡回して使う。
repeat-countが
nil
以外であれば、整数であること。 これは、replacementsのリスト内の各文字列を つぎに進めるまえに何回使用するかを指定する。通常、キーマップ
query-replace-map
で、 可能なユーザーの応答を定義する。 引数mapがnil
以外であれば、query-replace-map
のかわりに使うキーマップである。
この変数は、
y-or-n-p
やmap-y-or-n-p
に加えて、query-replace
や関連する関数に対する 正しいユーザー応答を定義する特別なキーマップを保持する。 2つの意味で普通のものではない。
- 『キーバインディング』はコマンドではなく、 このキーマップを用いる関数にのみ意味がある単なるシンボルである。
- プレフィックスキーは扱えない。 各キーバインディングは単一イベントのキー列である必要がある。 これは、関数では入力を得るために
read-key-sequence
を使わずに、 『自前』でイベントを読み取り探索するからである。
query-replace-map
向けの意味のある『バインディング』をつぎに示します。
query-replace
と関連するものだけに意味のあるものもあります。
act
skip
exit
act-and-exit
act-and-show
automatic
backup
edit
delete-and-edit
recenter
quit
y-or-n-p
と関連する関数でのみ、この応答を用いる。
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