各Emacsフレームには、通常、最上部にメニューバー(menu bar)があり、 よく使われる操作を実行するのに使えます。 読者自身で簡単に確かめられますから、 ここではそれらを列挙する必要はないでしょう。
ウィンドウシステムを使っているのであれば、 マウスを使ってメニューバーからコマンドを選べます。 メニュー項目のあとにある右向き矢印は、 その項目にサブメニューがあることを示します。 項目の最後に‘...’がある場合は、コマンドを実際に実行するまえに、 コマンドがキーボードから引数を読み取ることを意味します。
メニュー項目の完全なコマンド名や説明文を見るには、 C-h kと打ってから、通常どおりにマウスでメニューバーを選択します (see Key Help)。
マウスのない文字端末でも、
M-`や<F10>(これらはtmm-menubar
を起動する)を打てば、
メニューバーを利用できます。
このコマンドは、キーボードからメニュー項目を選択するモードに入ります。
エコー領域には、仮の選択項目が表示されます。
左矢印キーや右矢印キーでメニューの中を移動して別の項目を選べます。
選択を確定するには<RET>キーを打ちます。
各メニュー項目には、その項目を指定する1個の文字や数字も割り当てられています。 通常、それらは項目名の単語の頭文字です。 これらの文字や数字は、項目名と‘=>’で分離されています。 項目の文字や数字を打てばその項目を選べます。
メニューバーにあるコマンドの中には、 キーバインディングを持つものもあります。 その場合、項目自身のあとの括弧の中に等価なキーバインドを表示します。