この部分は 魔法の枝 (magic brandh) と呼ばれる cvs の 機能を説明します。たいていの目的のためには魔法の枝を心配する必要はあり ません。cvs が代わりに扱ってくれます。しかし、特定の状況ではそれ が見えていることもありますので、いくらか動作の仕方を知っていると役に立 つかもしれません。
表面的には、枝番号はドットで分けられた奇数個の10進の整数です。 See Revision numbers. しかし、これは真実の姿ではありません。 cvs は能率のために、余分な 0 を右から2番目の位置に挿入することが あります(1.2.3 は 1.2.0.3 となり、8.9.10.11.12 は 8.9.10.11.0.12 にな ります)。
この魔法の枝と呼ばれるものを、cvs はうまく隠しています。しかし、 完璧に隠し切れていないところも数ヶ所あります。
cvs log
の出力に現われてしまう。
cvs admin
で枝のタグ名が指定できない。
admin
コマンドを使用して、
rcs が枝のタグ名を理解できるように再設定する方法があります。
R4patches
というタグ名が、
ファイル number.c の枝 1.4.2 に付けられている場合
(魔法の枝番号は 1.4.0.2 です)、
次のようにします:
$ cvs admin -NR4patches:1.4.2 numbers.c
この方法を用いる場合は、1つ以上のリビジョンが、 既に枝に格納されている必要があります。 タグに間違った番号を設定しないように、注意しなくてはいけません。 (実行以前にタグがどう設定されていたかを調べる方法はありません)。