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15.1 時代遅れのconfig.statusの呼び出し

config.statusは現在,実際に作成されるファイルを指定するための引数 をサポートしています.詳細は,config.status Invocationを参照してく ださい.以前は環境変数の使用が必要でした.

— Variable: CONFIG_COMMANDS

実行するコマンドのタグです.デフォルトは,configure.ac内の AC_OUTPUTAC_CONFIG_COMMANDSに与える引数です.

— Variable: CONFIG_FILES

@variable@’の置換を実行するファイルです.デフォルトは, configure.ac内のAC_OUTPUTAC_CONFIG_COMMANDSに与え る引数です.

— Variable: CONFIG_HEADERS

Cの#define文の置換を行なうファイルです.デフォルトは AC_CONFIG_HEADERSに与える引数です.そのマクロが呼び出されていない 場合,config.statusはこの値を無視します.

— Variable: CONFIG_LINKS

作成されるシンボリックリンクです.デフォルトは,AC_CONFIG_LINKS に与える引数です.そのマクロが呼び出されていない場合, config.statusはこの値を無視します.

config.status Invocationで古いインターフェースを使用する例は,以下 のようになります.

     config.h: stamp-h
     stamp-h: config.h.in config.status
             CONFIG_COMMANDS= CONFIG_LINKS= CONFIG_FILES= \
               CONFIG_HEADERS=config.h ./config.status
             echo > stamp-h
     
     Makefile: Makefile.in config.status
             CONFIG_COMMANDS= CONFIG_LINKS= CONFIG_HEADERS= \
               CONFIG_FILES=Makefile ./config.status

(configure.acAC_CONFIG_HEADERSを呼び出さない場合, makeルールにCONFIG_HEADERSを設定する必要はありません. CONFIG_COMMANDS等に対しても同様です.)