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24.4.1 メイルの送信

メイル(mail)モードには、編集したメッセージを送信するコマンドが2つあります。

C-c C-s
メッセージを送信し、メイルバッファは選択したままにする (mail-send)。
C-c C-c
メッセージを送信し、別のバッファを選択する (mail-send-and-exit)。

C-c C-smail-send)はメッセージを送信して メイルバッファに『変更なし』の印を付けます (変更フラグをクリアする)。 しかし、メッセージバッファは選択したままですから、 メッセージを修正して(新たな受け手に)再度送信できます。 C-c C-cmail-send-and-exit)はメッセージを送信してから、 ウィンドウを削除するか別のバッファに切り替えます。 メイルバッファは使い終えたので、 デフォルトではその選択優先度は最低になります。 普通はこのコマンドでメッセージを送信します。

ファイルを訪問しているバッファでは、メッセージ送信後でも変更フラグを クリアしません。 ファイルを保存した場合にだけ変更フラグをクリアすべきだからです。 この結果、同一メッセージを2回送信しようとしても警告は出ません。

非ASCII文字を含むメッセージを送信するときには、 それらをコーディングシステム(see Coding Systems) で符号化する必要があります。 通常、コーディングシステムは、 選択した言語環境(see Language Environments)によって 自動的に指定されます。 変数sendmail-coding-systemを設定すると、 送信メイルのコーディングシステムを明示できます。

このように決めたコーディングシステムが、 メッセージ内の文字を扱えない場合には、 Emacsは、可能なコーディングシステムの一覧を表示して、 使用するコーディングシステムを問い合わせます。