GUD対話バッファはシェル(shell)モードの変形を使うので、 シェル(shell)モードのコマンドを使えます(see Shell Mode)。 GUDモードでは、ブレークポイントの設定と解除、スタックフレームの選択、 プログラムのステップ実行などのコマンドもあります。 これらのコマンドはGUDバッファでもそれ以外でも使えますが、 キーバインドは異なります。
ブレークポイントコマンドは、普通、ソースファイルのバッファで使います。 というのは、ソース上でブレークポイントを設定/解除するのが自然だからです。 以下はブレークポイントを設定するグローバルコマンドです。
以下はその他のGUDモード特有のコマンドです。 C-cで始まるキー列は、GUD対話バッファだけで使えます。 C-x C-aで始まるキー列は、 GUD対話バッファとソースファイル(のバッファ)の両方で使えます。
gud-refresh
を実行する。
gud-step
)。
その行に関数呼び出しが含まれる場合は、呼び出された関数に入ってから停止する。
gud-next
)。
gud-stepi
)。
gud-remove
)。
GUD対話バッファでこのコマンドを使うと、
プログラムが最後に停止した行に適用される。
上にあげたコマンドは、(GUDから使える)すべてのデバッガに共通です。 GDBやDBX(のあるバージョン)では、さらに以下のコマンドも使えます。
gud-up
)。
これは‘up’コマンドと等価。
gud-down
)。
これは‘down’コマンドと等価。
GDBを使う場合には以下のコマンドも使用できます。
gud-gdb-complete-command
)。
このキーはGUDの対話バッファでだけ使える。
また、GDBのバージョンは4.13以降であること。
これらのコマンドは、意味がある場合には数引数を反復回数として解釈します。
<TAB>は、補完コマンドとして働くため、 GDBでデバッグしているプログラムへのタブの入力には使えません。 タブを入力するにはC-q <TAB>と打鍵します。