それぞれのアーキテクチャに対するオブジェクトファイルをそれ自身のディレ
クトリに置くことで,同時に一種類以上のコンピュータに対するパッケージを
コンパイルすることが可能です.こうするために,GNU makeの様に,
VPATH
変数をサポートするmakeのバージョンを使用する必要
があります.オブジェクトファイルと実行可能なファイルを配置したいディレ
クトリに cdして,configureスクリプトを実行してくだ
さい.configureは,configureがあるディレクトリと
..でソースコードを自動的に調査します.
VPATH
をサポートしないmakeを使用する必要がある場合,ソー
スコードディレクトリで,一度に一つのアーキテクチャに対してパッケージを
コンパイルする必要があります.一つのアーキテクチャのパッケージをインス
トールした後,他のアーキテクチャに対して再コンフィグレーションするため,
‘make distclean’を使用してください.