表を入力するには、テキスト(textモード)における<TAB>の定義、
tab-to-tab-stop
を利用できます。
このコマンドは、ポイントがつぎのタブストップ位置に達するまで
ポイントのまえに字下げを挿入します。
テキスト(text)モードでなくても、M-iでこのコマンドを実行できます。
M-iが使用するタブストップは任意に設定できます。
この設定は、昇順に並べた桁番号のリストとして
tab-stop-list
と呼ばれる変数に格納されます。
タブストップを設定する便利な方法は、
M-x edit-tab-stopsを使うことです。
このコマンドは、タブストップの設定を記述したバッファを作成して選択します。
このバッファを編集して今までとは異なるタブストップを指定し、
C-c C-cと打ってその新たな設定を有効にします。
edit-tab-stops
は、呼ばれたときのカレントバッファをあらかじめ
記録しておくので、そのバッファに新たなタブストップを設定します。
通常、全バッファで同じタブストップを共有しているので、
1つのバッファでタブストップを変更すると、すべてのバッファに影響をします。
しかし、あるバッファでtab-stop-list
をローカルにしておくと、
そのバッファでedit-tab-stops
を実行するとローカルな設定を編集します。
一般的に使われる8桁ごとに設定されたタブストップの場合、 設定用バッファの内容はつぎのようになります。
: : : : : : 0 1 2 3 4 0123456789012345678901234567890123456789012345678 To install changes, type C-c C-c
1行目は、各タブストップ位置をコロンで表します。 残りの行は、タブストップ位置を読み取りやすくためや使い方です。
tab-to-tab-stop
を制御するタブストップと、
バッファ内でのタブ文字の表示とは、関係がないことに注意してください。
詳細についてはSee Display Vars。