target
type parametersparametersはターゲット・プロトコルによって解釈されるものですが、 典型的には、 接続すべきデバイス名やホスト名、 プロセス番号、 ボーレートなどが含まれます。
target
コマンドを実行した後に<RET>キーを押しても、
target
コマンドは再実行されません。
help target
info target
コマンドまたはinfo files
コマンドを使用します
(see Commands to specify files)。
help target
nameset gnutarget
argsset gnutarget
コマンドを使用して、
ファイルのフォーマットを指定することもできます。
ほとんどのtarget
コマンドとは異なり、
gnutarget
におけるtarget
は、
マシンではなくプログラムです。
注意:
set gnutarget
でファイル・フォーマットを指定するには、
実際のBFD名を知っている必要があります。
show gnutarget
gnutarget
がどのようなファイル・フォーマットを読むよう設定されているかを表示させるには、
show gnutarget
コマンドを使用します。
gnutarget
を設定していない場合、
個々のファイルのフォーマットをGDBが自動的に決定します。
この場合、
show gnutarget
を実行すると
‘The current BDF target is "auto"’
と表示されます。
以下に、 一般的なターゲットをいくつか示します (GDBの構成によって、 利用可能であったり利用不可であったりします)。
target exec
programtarget core
filenametarget remote
devtarget remote
は、
load
コマンドもサポートするようになりました。
これは、
スタブをターゲット・システム上に持っていく方法が別にあり、
かつ、
ダウンロードが実行されたときに破壊されないようなメモリ域にそれを置くことができる場合にのみ役に立ちます。
target sim
以下のターゲットはすべて、 特定のCPUに固有のものであり、 特定の構成においてのみ利用可能です。
target abug
devtarget adapt
devtarget amd-eb
dev speed PROGtarget remote
の場合と同様、
devはシリアル装置です。
speedによって回線速度を指定することができます。
PROGは、
デバッグ対象となるプログラムをPC上のDOSから見た場合の名前です。
See The EBMON protocol for AMD29K。
target array
devtarget bug
devtarget cpu32bug
devtarget dbug
devtarget ddb
devtarget dink32
devtarget e7000
devtarget es1800
devtarget est
devtarget hms
devdevice
とspeed
によって、
使用されるシリアル回線と通信速度を制御します。
See GDB and Hitachi Microprocessors。
target lsi
devtarget m32r
devtarget mips
devtarget mon960
devtarget nindy
devicenametarget nrom
devtarget op50n
devtarget pmon
devtarget ppcbug
devtarget ppcbug1
devtarget r3900
devtarget rdi
devtarget rdp
devtarget rom68k
devtarget rombug
devtarget sds
devtarget sparclite
devtarget sh3
devtarget sh3e
devtarget st2000
dev speedtarget udi
keywordtarget vxworks
machinenametarget w89k
devGDBの構成によって、 利用可能なターゲットも異なるものになります。 構成次第で、 ターゲットの数は多くなったり少なくなったりします。
多くのリモート・ターゲットでは、 接続に成功すると、 実行プログラムのコードをダウンロードすることが必要となります。
load
filenameload
コマンドが使用可能になります。
これが利用可能な場合、
実行ファイルfilenameが
(例えば、
ダウンロードやダイナミック・リンクによって)
リモート・システム上でデバッグできるようになることを意味します。
また、
load
コマンドはadd-symbol-file
コマンドと同様、
ファイルfilenameのシンボル・テーブルをGDB内に記録します。
GDBがload
コマンドを提供していない場合、
それを実行しようとすると
「You can't do that when your target is ...
」
というエラー・メッセージが表示されます。
実行ファイルの中で指定されたアドレスに、 ファイルはロードされます。 オブジェクト・ファイルのフォーマットによっては、 プログラムをリンクするときに、 ファイルをロードするアドレスを指定できるものもあります。 これ以外のフォーマット (例えば、 a.out) では、 オブジェクト・ファイルのフォーマットによって固定的にアドレスが指定されます。
VxWorksでload
コマンドを実行すると、
filenameで指定される実行ファイルがカレントなターゲット・システム上で動的にリンクされ、
シンボルがGDBに追加されます。
Intel 960ボードのNindyインターフェイスでは、
load
コマンドはfilenameで指定されるファイルを960側にダウンロードし、
そのシンボルをGDBに追加します。
日立のSH、
H8/300、
H8/500ボード
(see GDB and Hitachi Microprocessors)
に対するリモート・デバッグを選択すると、
load
コマンドはユーザ・プログラムを日立ボードにダウンロードし、
(file
コマンドと同様)
ユーザのホスト・マシン上のGDBのカレントなターゲット実行ファイルとしてオープンします。
load
コマンドを実行した後に<RET>キーを押しても、
load
コマンドは繰り返し実行されません。