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1.8 Texinfoファイルが必要とするもの

慣習では,Texinfoファイルの名前は,(優先順で)拡張子.texinfo.texi.txi,または.texで終ります.長い拡張子が好ま れるのは,人が読むときファイルの性質がより明確に記述されるためです.短い 拡張子は,長いファイル名を扱えないオペレーティングシステムのためです.

印刷されたマニュアルやInfoファイルのため,Texinfoファイルは以下のような 行で始める必要があります

     \input texinfo
     @setfilename info-file-name
     @settitle name-of-manual

ファイルの内容はこの始まりに続き,Texinfoファイルは以下の行で終る 必要があります

     @bye

以下で説明します.

一般的には予備のフォーマットを全く使用しないでしょうが,Texinfoファイル の最初に以下のような,モード設定とヘッダの始まりとヘッダの終りを含めるで しょう.

     \input texinfo   @c -*-texinfo-*-
     @c %**start of header
     @setfilename info-file-name
     @settitle name-of-manual
     @c %**end of header

最初の行の‘-*-texinfo-*-’で,Emacsはファイル編集時にTexinfoモードに 切替えます.

@setfilename’と‘@settitle’行の周りにある@c行はオプ ションですが,ファイルの一部でTeXやInfoを実行するために必要です.(詳 細はSee Start of Header.)

さらに通常は,Texinfoファイルに,タイトルページ,索引,そしてそれに似た ものを提供し,それらすべてはこのマニュアルで説明しています.しかし,短い ドキュメントでは役に立つ最小限のものは,始めの三行と終りの一行だけです.