ウィンドウシステム内で起きたことを表す他のイベントもあります。
(delete-frame (
frame))
イベントdelete-frame
の標準定義はフレームframeの削除である。
(iconify-frame (
frame))
ignore
である。
というのは、フレームはすでにアイコンになっているので、
Emacsが行うことはなにもないからである。
このイベント型の目的は、
必要ならばその種のイベントを読者が追跡できるようにしておくことである。
(make-frame-visible (
frame))
ignore
である。
というのは、フレームはすでに見えるようになっているので、
Emacsが行うことはなにもないからである。
(mouse-wheel
position delta)
要素deltaはホイールの回転方向と回転量である。 その絶対値はホイールを回すごとに増加する数である。 負のdeltaは、逆転、つまり、ユーザーへ近付く方向への回転を表し、 正のdeltaは、順転、つまり、ユーザーから遠ざかる方向への回転を表す。
要素positionはイベントの発生位置を表し、 マウスクリックイベントで使われる形式と同じである。
この種のイベントは、ある種のシステムでのみ生成される。
(drag-n-drop
position files)
要素positionはイベントの発生位置を表し、 マウスクリックイベントで使われる形式と同じであり、 要素filesはドラッグ&ドロップされたファイル名のリストである。 このイベントを扱う通常の処理は、それらのファイルを訪問することである。
現状では、この種のイベントは、ある種のシステムでのみ生成される。
これらのイベントがキー列の途中、つまり、 プレフィックスキーのうしろに現れると、 複数イベントのキー列のまえかうしろに当該イベントを移動し、 途中には現れないようにEmacsはイベントの順序を並び替えます。