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17.2.7 エラーの捕捉

Emacsは、通常、エラーが通知されてもcondition-caseで処理されなかった 場合、エラーメッセージを表示します。 edebugが活性であり処置済みのコードを実行していると、 edebugは処理されなかったエラーすべてに反応します。 この動作をedebug-on-erroredebug-on-quitで カスタマイズできます。 See Edebug Options

edebugがエラーに反応すると、 エラーを起こすまえ出会った最後の停止位置を表示します。 この位置は、実際にエラーを起こした処置してない関数の呼び出し位置である 場合もあります。 未束縛な変数のエラーでは、最後の停止位置は、 当該変数の参照位置からかなり離れている場合があります。 そのような場合には、完全なバックトレースを表示したいでしょう (see Edebug Misc)。

edebugが活性なときにdebug-on-errordebug-on-quitを変更しても、 edebugが不活性になったときにそれらの変更を取り消してしまいます。 さらに、edebugの再帰編集中は、これらの変数はedebugの外側での値に 束縛されます。