より容易に動き回るれるようになる,より多くのInfoコマンドには以下のものが あります.
ノードの名前を知っている場合,g,名前,<RET>と入力することでそ
こに移動することが可能です.このため,gTop<RET>でこのファイル
の‘Top’と呼ばれるノードへ移動します.(これはtと同じです.
Help-Intを参照してください.)gAdvanced<RET>でここへ戻っ
てきます.EmacsではgでコマンドInfo-goto-node
を実行します.
mとは異なり,gでは省略を使用できません.しかし,補完は可能な ので,<TAB>を入力して部分的なノード名を完全なものにすることが可能で す.
他のファイルのノードへ移動するため,ノード名の前に,カッコ内にファイル名 を含めることが可能です.このため,g(dir)Top<RET>でInfoディレク トリノードへ移動し,それはファイルdirの‘Top’ノードです.同様 に,g(emacs)Top<RET>でEmacsのマニュアルのトップノードに移動し ます.
ノード名‘*’はファイル全体を指定します.そのため,g*<RET> と入力することで現在のファイルの全てを見たり,g(FILENAME)<RET> で他のファイルの全てを見ることが可能です.
システムが要求するそれぞれの入力文字がいやな場合,コマンド1,
2,3,4,...9の使用を好むかもしれません.そ
れらは,引数と供に使用されているmコマンドの短いものです.1は
現在のノードメニューの最初のものに行きます.2は二番目の項目に行く
等となっています.スタンドアローンのInfoリーダでは0で最後のメニュー
項目まで移動します.これで,存在するたくさんの項目を数える必要が無くなり
ます.Enacsでは数字のキーはコマンドInfo-nth-menu-item
を実行します.
画面が複数のフォントをサポートしていて,EmacsのInfoモードをInfoファイル を読むために使用している場合,五番目のメニュー項目に対する‘*’が目立 つように,色が付いていたり,下線が引かれていたりするような他の属性があり, 九番目の項目も同様になっています.これで,項目に対して使用されている番号 をひと目で見ることが容易になります.
端末によっては,色も下線もサポートしていません.実際に項目を数える必要が ある場合,その代わりにmを使用して名前を指定したり,メニュー間を素 早く移動するために<TAB>を使用した方が良いでしょう.
Infoコマンドeで,Infoモードから普通のEmacs編集モードに変更し,それ
で現在のノードのテキストを編集することが可能になります.Infoに切替えるた
め,C-c C-cと入力してください.eコマンドは,変数
Info-enable-edit
がnil
でない場合のみ利用可能です.
eコマンドはEmacsでのみ動作し,そこではコマンドInfo-edit
を実
行します.スタンドアローンのInfoリーダではInfoファイルを編集可能にするこ
とはできないので,eを入力するとノードの終りに移動します.