19.2.6 特殊文字
特殊文字のデフォルト値はシステムごとに異なります.それらは,構文
‘name value’で設定され,nameは以下にリストアップされていて,value
はハット表示(‘^c’)の文字通り,または,16進を示す‘0x’,
八進数を示す‘0’,または,十進を示すその他もので始まる整数のどちら
かで,与えることが可能です.
GNU sttyに対し,^-
やundef
の値を与えることで,特殊文
字を使用不可能にします.(これは,Ultrix sttyと互換性がなく,
それは特殊文字を使用不可能にするために‘u’の値を使用します.
GNU sttyは,値‘u’を他と同じように扱い,言い換える
と,特殊文字を<U>に設定します.)
- ‘intr’
-
中断シグナルを送信します.
- ‘quit’
-
終了シグナルを送信します.
- ‘erase’
-
最後に入力された文字を削除します.
- ‘kill’
-
現在の行を削除します.
- ‘eof’
-
ファイルの終りを送信します(入力を終了します).
- ‘eol’
-
行の終りです.
- ‘eol2’
-
行の終りの別文字です.非POSIXです.
- ‘swtch’
-
異なるシェルレイヤーに切り替えます.非POSIXです.
- ‘start’
-
停止後の出力を再開します.
- ‘stop’
-
出力を停止します.
- ‘susp’
-
端末の停止シグナルを送信します.
- ‘dsusp’
-
入力をフラッシュした後,停止シグナルを送信します.非POSIXです.
- ‘rprnt’
-
現在の行を再描画します.非POSIXです.
- ‘werase’
-
最後に入力された単語を消去します.非POSIXです.
- ‘lnext’
-
入力された次の文字を,それが特殊文字の場合でも,そのまま入力します.非
POSIXです.