@kbd
{keyboard-characters}
ユーザが入力する文字に対し@kbd
コマンドを使用してください.例えば,
文字M-aを記述するため,以下のように書いてください.
@kbd{M-a}
文字M-x shellを記述するため,以下のように書いてください.
@kbd{M-x shell}
@kbd
コマンドはInfoでは@code
と同じ効果がありますが,印刷
されたマニュアルではデフォルトで異なるフォント(通常のタイプライターの代
わりに傾いたタイプライター)を生成し,そのため,ユーザはこれらのコンピュー
タの出力と,入力として仮定される文字とを区別可能です.
@kbd
の使用法がマニュアル間で異なるので,@kbdinputstyle
コ
マンドでフォント切替えの制御が可能です.このコマンドはInfo出力で効果があ
りません.このコマンドを行の最初で,引数として一単語で以下の一つを書いて
ください.
@kbd
に対し@code
と同じフォントを使用します.
@example
とそれに似た環境のみで,@kbd
に対し異なるフォント
を使用します.
@kbd
に対し異なるフォントを使用します.
@kbd
コマンドのカッコの中に他の@-コマンドを埋め込むことが可能で
す.例えばここで,より冗長に記述すると,“‘r’を押し,<RET>を押
してください”となるコマンドを記述した例があります.
@kbd{r @key{RET}}
これはr <RET>を生成します.
また,入力した文字を書き出すために@kbd
コマンドを使用することも可
能です.例えば,以下のようにします.
To give the @code{logout} command, type the characters @kbd{l o g o u t @key{RET}}.
これは以下を生成します.
To give the logout
command,
type the characters l o g o u t <RET>.
(また,この例は明確にするためスペースを加えることが可能だということも示 しています.実際にスペース文字を入力文字の一つとして述べたい場合,そのた めに@key{SPC}を書いてください.