8.2 ウィンドウコマンド
一度に一つ以上のノードが見れると便利なはずです.こうするため,Infoは一つ
以上のウィンドウ(window)を表示することが可能です.それぞれのウィン
ドウには,独自のモード行(see The Mode Line)があり,そのウィンドウで
見たノードの履歴があります(see history-node
).
- C-x <o> (
next-window
) -
画面の次のウィンドウを選択します.現在使用中かつ一時的にそのままにしてい
る場合のみ,エコーエリアが選択可能だということに注意してください.通常,
‘C-x o’では,画面の次のウィンドウにカーソルを移動し,最後のウィンド
ウに既にいる場合は画面の最初のウィンドウにカーソルを移動します.数字の引
数を与えた場合,‘C-x o’は複数のウィンドウを移動します.負の引数で,
‘C-x o’は画面の前のウィンドウを選択します.
- M-x prev-window
-
画面の前のウィンドウを選択します.これは,負の引数での‘C-x o’と同じ
です.
- C-x <2> (
split-window
) -
現在のウィンドウを二つに分け,両方とも同じノードを表示します.それぞれの
ウィンドウは元のウィンドウの半分の大きさになり,カーソルは元のウィンドウ
に残ります.変数
automatic-tiling
で,画面の全てのウィンドウの大き
さを自動的に変更します.詳細は,automatic-tilingを参
照してください.
- C-x <0> (
delete-window
) -
現在のウィンドウを画面から削除します.余りに多くのウィンドウを作成し,画
面がバラバラになった場合にそのいくつかを取り除く方法です.
- C-x <1> (
keep-one-window
) -
現在のウィンドウ以外全てを削除します.
- ESC <C-v> (
scroll-other-window
) -
現在のウィンドウを‘C-v’でスクロールするのと同じように,他のウィンド
ウをスクロールします.負の引数を与えた場合,他のウィンドウは後方にスクロー
ルします.
- C-x <^> (
grow-window
) -
現在のウィンドウを大きく(または小さく)します.数字の引数の場合,現在のウィ
ンドウを複数行大きくします.負の引数の場合,代わりにウィンドウを小さくし
ます.
- C-x <t> (
tile-windows
) -
表示されている全てのウィンドウの利用可能な空間を分割します.それぞれのウィ
ンドウは,画面で均等に分割され内容を表示します.変数
automatic-tiling
で,ウィンドウを作成したり削除したりしたとき
tile-windows
は呼び出されます.See automatic-tiling
.