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13.8 @math: 数式の挿入

短い数式を@mathコマンドで書くことができます.カッコの間に以下の ように数式を書いてください.

     @math{(a + b)(a + b) = a^2 + 2ab + b^2}
     (a + b)(a + b) = a^2 + 2ab + b^2

このように,@mathコマンドはInfo出力で効果がありません. makeinfoは入力をそのまま再生成し,数学的な解釈を全く行ないませ ん.

@math@texを暗黙に指定します.これは(上記の例のように) 上付文字と下付文字を書くことを可能にするだけでなく,あらゆるプレーンの TeXの数学的なコントロールシーケンスを使用することも可能にします.これ らのコマンドに対し‘@’の代わりに‘\’を使用するのは従来通りです. 以下のようにします.

     @math{\sin 2\pi \equiv \cos 3\pi}

InfoとHTMLでは以下のような入力になります.

     \sin 2\pi \equiv \cos 3\pi

\’は@math内部のエスケープ文字なので,文字通りのバックスラッ シュを得るために@\を使用することが可能です(\\はTeXでは 動作しますが,Infoでは文字通り‘\\’になるでしょう).‘\’は通常, 文字通り‘\’を生成するので,@\@mathの外部では定義 されていません.

等式を表示するために,現在はTeXを直接使用する必要があります (see Raw Formatter Commands).