@titlepage
タイトルページと,それに続く著作権ページのための材料は,
@titlepage
の単独行で開始し,@end titlepage
の単独行で終了
します.
@end titlepage
コマンドは,新しいページから始め,ページの番号付け
を開始します.(ページ見出し生成の詳細は,See Page Headings.)番号付けされないページにしたいものは,@titlepage
と
@end titlepage
コマンドの間に書きます.
@setcontentsaftertitlepage
コマンドで,目次をその場所に表示するこ
とが可能です(see Contents).
@page
コマンドを使用することで,@titlepage
と@end
titlepage
コマンドで線引きをした領域での改ページが可能となり,一ページ以
上のページ付けされないものが作成可能となります.これは,著作権ページを作
成する方法です.(@titlepage
コマンドは,おそらく
@titleandadditionalpages
と名付けた方がいいのですが,それは長すぎ
ます!)
コンピュータプログラムのマニュアルを書くとき,マニュアルが適合するプログ
ラムのバージョンをタイトルページに書くべきです.マニュアルがプログラムよ
り変更頻度が高い,または,プログラムに依存しない場合,マニュアルのエディ
ション番号1を含める
べきです.これは,マニュアルがどのプログラムのバージョンに対するものかを,
読者が追跡する助けとなります(`Top'ノードは,この情報も含みます.
see @top
).
Texinfoでは,タイトルページの作成に対して二つの主な方法を提供しています.
一つの方法は,@titlefont
,@sp
,そして@center
コマ
ンドを,ページの単語を中央揃えしたタイトルページを生成するために使います.
二番目の方法は,@title
,@subtitle
,そして@author
コマンドを,タイトルの下に黒い罫線をつけてタイトルページを作成し,著作者
の行とサブタイトルテキストをページで右寄せするために使用します.この方法
では,タイトルページの実際の書式化を何も指定しません.テキストを望み通り
に指定し,Texinfoは書式化を行います.
どちらか一方の方法を使用する,または,両方を組み合わせてもかまいません. 以下のセクションでサンプルを参照してください.
非常に簡単なアプリケーションのためと,伝統的な本の前部の規格外のタイトル
ページのため,Texinfoはタイトルとしてその行の残りの部分を引数とする
@shorttitlepage
コマンドも提供しています.引数は,ページにそれ自
身を植字し,次は空白のページになります.
[1] 我々は,独立したマニュアルのバージョンを`edition'と して,プログラムのバージョンを`version'として参照することが便利だと分か りました.そうしない場合,慣習的にドキュメントとソフトウェアの両方を同じ 単語で言及することで,お互いに混乱しやすいことが分かりました.