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5.3 split: ファイルを固定サイズの部分に分割

splitは,input(何も与えられなかったり,inputが ‘-’の場合は標準入力)の連続したセクションを含む出力ファイルを生成 します.概要です.

     split [option] [input [prefix]]

デフォルトで,splitinputの1000行(または,最後のセク ションでは残り)を,それぞれの出力ファイルに書き込みます.

出力ファイルの名前はprefix (デフォルトは‘x’)にグループ文字 (デフォルトで‘aa’,‘ab’,...)が続くものから成り立ってい て,それで,伝統的なファイル名の順番で出力ファイルをソートし結合したも のが,元の入力ファイルを生成するようになっています.出力ファイル名を使 い切った場合,splitは作成された出力ファイルを削除せずにエラー を報告します.

このプログラムは以下のオプションも受け入れます.Common optionsも 参照してください.

-a length
--suffix-length=length
長さlengthの接尾子を使用します.デフォルトのlengthは2です.
-l lines
--lines=lines
inputlines行をそれぞれの出力ファイルに書き込みます.

古いシステムでは,splitは時代遅れのオプション -linesをサポートしています.POSIX 1003.1-2001 (see Standards conformance)ではこれを許可していません.代わりに -l linesを使用してください.

-b bytes
--bytes=bytes
inputの最初のbytesバイトを,それぞれの出力ファイルに書き込 みます.‘b’の後置はbytesの512倍,‘k’は1024倍,そして ‘m’は1048576倍です.
-C bytes
--line-bytes=bytes
bytesバイトを越えないinputの完全な行を,できるだけ多くそれ ぞれの出力ファイルに書き込みます.bytesバイトより長い行に対して は,行のbytesバイトより少ない部分が残るまで,それぞれの出力ファ イルにbytesバイト書き込み,それから通常通りに続けます. bytes--bytesオプションに対するものと同じ書式です.
-d
--numeric-suffixes
小文字ではなく,数字の接尾子を使用します.
--verbose
それぞれの出力ファイルが開かれる直前に,標準エラー出力に状態を書き込み ます.

終了ステータスのゼロは成功を示し,ゼロ以外の値は失敗を示します.