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1.3 findの式

ファイルを選択するためにfindが使用する式は,一つまたはそれ以上の プライマリ(primaries)から成り立ち,それらはそれぞれ分離した findへのコマンドライン引数です.findはそのたびに式を評価 し,ファイルを処理します.式は以下のプライマリの形式のいずれかを含むこ とが可能です.

オプション(options)
特定のファイルの処理ではなく全体的な処理に影響を与えます.
テスト(tests)
ファイルの属性に依存し,真または偽の値を返します.
アクション(actions)
それらを評価するとき他の引数と連結し影響を与えます.

二つのプライマリの間のオペレータは省略可能です.そのデフォルトは ‘-and’です.プライマリをより複雑な式に連結する方法は, See Combining Primaries With Operators. 式が‘-prune’以外のアク ションを含まない場合,全部の式が真になるすべてのファイルで, ‘-print’が動作します(see Print File Name).

式の中にオプションがあるとき,それぞれのファイルに対し評価されるのでは なく,すぐに影響を与えます.そのため,明確にするため,式の最初にそれら を配置するのが最善です.

プライマリの多くは引数をとり,それらはfindへの次のコマンドライン 引数の直後に続きます.引数は,ファイル名,パターン,またはその他の文字 列になるものもあります.それ以外は数字です.数字の引数は以下のように指 定することが可能です.

+n
nより大きい.
-n
nより小さい.
n
nに等しい.