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1.3.3 評価の表記法

評価可能なLisp式をフォーム(form、形式)と呼びます。 フォームを評価すると、Lispオブジェクトである結果を生じます。 本書の例題では、これを‘’で表します。

     (car '(1 2))
          ⇒ 1

これは、『(car '(1 2))を評価すると1になる』と読みます。

フォームがマクロ呼び出しの場合には、 Lispが評価すべき新たなフォームに展開します。 展開結果を‘==>’で表します。 展開したフォームの評価結果を示す場合もあれば、 示さない場合もあります。

     (third '(a b c))
          ==> (car (cdr (cdr '(a b c))))
          ⇒ c

あるフォームを説明するときに、 同一の結果を生じる別のフォームを示すことがあります。 2つのまったく等価なフォームを‘==’で表します。

     (make-sparse-keymap) == (list 'keymap)