Previous: The Mark, Up: Markers


30.8 リージョン

ポイントとマークのあいだのテキストをリージョン(region)といいます。 さまざまな関数がポイントとマークで区切られたテキストに作用しますが、 リージョンそのものに特に関連した関数だけについてここで述べます。

— Function: region-beginning

この関数は、リージョンの先頭の位置を(整数で)返す。 これは、ポイントかマークの小さいほうの位置である。

マークがどこも指していなければ、エラーを通知する。

— Function: region-end

この関数は、リージョンの末尾の位置を(整数で)返す。 これは、ポイントかマークの大きいほうの位置である。

マークがどこも指していなければ、エラーを通知する。

関数region-beginningregion-endを使う必要がある プログラムはほとんどないはずです。 リージョンに作用するように設計されたコマンドは、 普通、‘r’を指定したinteractiveを使って リージョンの先頭と末尾をみつけます。 これにより、Lispプログラムからは引数として境界を明示的に指定できます。 (See Interactive Codes。)