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20.2.4 Infoディレクトリファイルのインストール

Infoファイルをシステムにインストールするとき,プログラム install-infoをInfoディレクトリファイルdirの更新に使用する ことが可能です.通常,パッケージのmakefileは,Infoファイルを適切なインス トール先にコピーした直後にinstall-infoを実行します.

Infoファイルがinstall-infoで動作するように,コマンド @dircategory@direntry...@end direntryを, Texinfoソースファイルに含めます.Infoディレクトリファイルに加えるメニュー 項目を指定するため,@direntryを使用してください.このマニュアル でこれらのコマンドを使用している例は以下のようになります.

     @dircategory Texinfo documentation system
     @direntry
     * Texinfo: (texinfo).           The GNU documentation format.
     * install-info: (texinfo)Invoking install-info. ...
     ...
     @end direntry

これでInfoファイルに生成されたものは,以下のようになります.

     INFO-DIR-SECTION Texinfo documentation system
     START-INFO-DIR-ENTRY
     * Texinfo: (texinfo).           The GNU documentation format.
     * install-info: (texinfo)Invoking install-info. ...
     ...
     END-INFO-DIR-ENTRY

install-infoプログラムは,Infoファイルのこれらの行を見て,そして なすべきことを知ることになります.

常に@direntry@dircategoryコマンドを,Texinfo入力の最初 に,最初の@nodeコマンドの前で使用してください.入力ファイルの後 の方で使用する場合,install-infoはそれらに注意を払いません.

@dircategoryをTexinfoソースファイルで1回以上使用する場合,それぞ れの使用されたものは`current'カテゴリーを指定します.それに続く @direntryコマンドはそのカテゴリーを追加します.

@dircategoryに対するカテゴリを選択するとき,http://www.gnu.org/directoryを考慮することを推奨します.プロ グラムがそこにリストアップされていない場合や,間違っていたり不完全なまま リストアップされている場合,カテゴリ名が同期をとれるように,ディレクトリ 管理者(bug-directory@gnu.org)にその状況を報告してください.

以下はその例です.

     Emacs
     Localization
     Printing
     Software Libraries

インストールされるすべてのプログラムのそれぞれの`Invoking'ノードは, @direntryに対応すべきです.これで,伝統的なmanシステム のように,実行可能なそれぞれのプログラムに対するドキュメントを,ユーザは 容易に見つけることができます.