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libtoolに影響するコンパイラの特徴は,PICオブジェクトを生成するための (存在する場合は)必要なフラグのみです.一般的に,Cコンパイラが特定のPIC フラグをサポートする場合,あらゆる派生的なコンパイラは同じフラグをサポー トします.この規則に対し,注目すべき若干の例外があるまでは,このセクショ ンではCコンパイラのみを説明します.
プラットフォームに関係なく,以下のCコンパイラは,標準のコマンドライオ プションがあります.
gcc
`-fpic'や`-fPIC'フラグは,位置に依存しないコードを生成するた めに使用可能です.`-fPIC'は動作するコードを生成することを保証しま すが,m68k,m88k,そしてSparcチップ上ではコードは遅くなります.しかし, これらのチップで`-fpic'を使用すると,共有ライブラリでの自由なサイ ズが強制的に制限されます.
このサブセクションの残りは,バンドルされているオペレーティングシステム のコンパイラをリストアップします.
aix3*
aix4*
hpux10*
osf3*
solaris2*
sunos4*
[1] PowerPCと
RS/6000チップ(powerpc-*-*
,powerpcle-*-*
,そして
rs6000-*-*
)に対しコンパイルされているすべてのコードは,オペレー
ティングシステムやコンパイラスイートに関係なく,位置に依存しません.そ
のため,“標準オブジェクト”はこれらのシステム上で共有ライブラリのビル
ドで使用され,特別なPICコンパイラフラグは要求されません.