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C.9 cvsignore でファイルを無視する

作業コピーの中に、いつも決まった名前のファイルがあるけれど、 cvs の管理下には置きたくないという場合がよくあります。 例えば、ソースのコンパイル時に生成される オブジェクト・ファイルなどです。 `cvs update' を実行した場合には通常、 これらのファイル各々に対して、 知らないファイルがあったと出力されます (see update output)。

cvs は、update, import, release の実行時に無視すべきファイルのリストを (sh(1) のファイル名形式で) 保持します このリストは、以下の方法で構築されます。

上記五つのファイル内で単感嘆符 (`!') を記述すると、 無視するファイルのリストが空になります。 これは、通常は cvs に無視されるファイルを、 リポジトリに格納したい場合に使用します。

cvs import に `-I !' を指定すると、全てを持ち込み、それは 素朴な配布や他の余分なファイルがないこと知られているソースから持ち込ん でいるときにして欲しいことです。しかし、上の規則を見ると、玉にきずがあ るのがわかると思います。もし配布に .cvsignore ファイルがあると、 そのファイルの形式は `-I !' が指定されたとしても実行されます。唯 一の対策は持ち込むために、.cvsigonre ファイルを消去することです。 これはやっかいなので、将来は `-I !' はそれぞれのディレクトリの .cvsignore ファイルを上書きするように修正されるかもしれません。

無視をするファイルの構文は、空白で分けられたファイル名の一覧からなるそ れぞれの行が続いたものであることに注意してください。これは空白のある ファイル名を指定する綺麗な方法を提供しませんが、foo bar という 名前のファイルに合致させるために foo?bar のような対策を使うこと ができます (fooxbar などにも合致します)。また、現在は註釈を指定 する方法が無いことにも注意してください。