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4.1 索引メニューと索引の印刷

索引を印刷するということは,マニュアルやInfoファイルの一部としてそれを含 めることを意味します.これは,@cindexやその他の索引項目を生成す るコマンドをTexinfoファイルで使用しているだけでは,自動的に発生しません. それらは索引のため生データを蓄積します.索引を生成するため, @printindexコマンドをドキュメントの索引を書きたい場所に含める必 要があります.また,印刷されたマニュアルを作成する過程でソートされた索引 ファイルを生成する際,生データをソートするためにtexindexと呼ばれ るプログラム(see Hardcopy)を実行する必要もあります.ソートされた索引 ファイルは索引の印刷で実際に使用されます.

Texinfoは,前もって定義された六つの個別の形態の索引を提供していて,それ ぞれ以下の表で示す二文字の省略を用いています.しかし,索引を統合したり (see Combining Indices),独自の索引を定義(see New Indices)しても かまいません.

以下は前もって定義されている索引,その省略,そしてそれに対応する索引項目 コマンドです.

`cp'
概念の索引(@cindex)
`fn'
関数の索引(@findex)
`vr'
変数の索引(@index)
`ky'
キーの索引(@kindex)
`pg'
プログラムの索引(@pindex)
`tp'
データ型の索引(@tindex)

@printindexコマンドは二文字の索引の省略を引数として,対応するソー トされた索引ファイルを読み込み,索引内に適切に書式化します.

@printindexコマンドは索引に対する章の見出しを生成しません.した がって,章の見出しを提供し索引を目次に含めるため,適切なセクションや章コ マンド(通常@unnumbered)の前に@printindexコマンドを書くべ きです.@unnumberedコマンドを@node行に前置してください.

例えば,以下のようにします.

     @node Variable Index
     @unnumbered Variable Index
     
     @printindex vr
     
     @node Concept Index
     @unnumbered Concept Index
     
     @printindex cp

見つけ易くするため,概念の索引を最後に配置することを推奨します.また,読 者が見る場所を一つだけにするため,可能な限り索引を一つにすることを推奨し ます(see Combining Indices).