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12.1 キーワード一覧

これはキーワードの利用の一覧です:

$Author$
そのリビジョンを格納したユーザのログイン名。


$Date$
そのリビジョンを格納した日付と時間 (UTC)。


$Header$
標準のヘッダは、rcs ファイルのフルパス名, リビジョン番号, 日付 (UTC), 最終変更者, ファイル状態, (ロックされているならば) ロックしている人物という情報で 構成されます。 cvs を使用する場合、普通ファイルはロックされません。


$Id$
rcs ファイル名がフルパスでないことを除けば、 $Header$ と同じです。


$Name$
このファイルを取り出すときに使用したタグ名。キーワードは明示的なタグ名 で取り出したときにのみ展開されます。例えば、コマンド cvs co -r first を実行すると、キーワードを `Name: first' に展開します。


$Locker$
そのリビジョンをロックしている人物のログイン名。 (ロックされていなければ空で、cvs admin -l が使われていなければ それが普通です。)


$Log$
rcs ファイル名, リビジョン番号, 最終変更者, 日付 (UTC) から構成されるヘッダ行に続けて、 格納時のログ・メッセージを挿入します。 以前に挿入されたログ・メッセージを置き換えるのではなく、 新しいメッセージを $Log:...$ の次の行に挿入します。 それぞれの新しい行には $Log キーワードの前にあるものと 同じ文字列が付きます。例えば、ファイルが以下のようになっているとします。
            /* Here is what people have been up to:
             *
             * $Log: frob.c,v $
             * Revision 1.1  1997/01/03 14:23:51  joe
             * Add the superfrobnicate option
             *
             */
     

そうすると、$Log を展開するときに追加される行はその前に ` * ' が付きます。以前のバージョンの cvsrcs と違って、 rcs ファイル の 註釈符 (comment leader) は使用されま せん。 $Log キーワードは、 ソース・ファイルに全てのログを残したい場合には便利ですが、 問題点も幾つかあります (see Log keyword)。


$RCSfile$
パスを含まない rcs ファイル名。


$Revision$
そのリビジョンを表わすリビジョン番号。


$Source$
RCS ファイルのフルパス名。


$State$
そのリビジョンの状態。 各リビジョンの状態は、`cvs admin -s' で割り当てることができます— admin options 参照。