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20.16.4 Fortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)モード

Fortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)モードは、 挿入したFortranの文が長くなりすぎると自動的に文を分割するマイナモードです。 文を分割するには、 fortran-continuation-string(see ForIndent Cont)を用いて 継続行を作ります。 <SPC>、<RET>、<TAB>を打ったときや、 字下げコマンドを使ったときに分割されます。

M-x fortran-auto-fill-modeは、 Fortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)モードがオンならばオフにし、 オフならばオンにします。 このコマンドは、通常の自動詰め込み(auto-fill)モード (see Filling)であるM-x auto-fill-modeが行うのと 同じように働きます。 正の数引数を指定すると、 Fortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)モードをオンにし、 負であればオフにします。 このモードのオン/オフは、モード行の括弧の中に`Fill'が あるかどうかで判断できます。 Fortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)モードはマイナモードなので、 各バッファごとに独立にオン/オフにできます。 See Minor Modes

Fortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)モードは、 行の長さが規定の幅(fill-columnの値)を越えると、 空白や区切りの位置で行を分割します。 Fortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)が分割する区切りは、 `,'、`''、`+'、`-'、`/'、`*'、 `='、`)'です。 変数fortran-break-before-delimitersnilの場合には、 区切りのうしろで分割します。 それ以外(デフォルトでもある)では、区切りのまえで分割します。

デフォルトではFortran専用自動詰め込み(fortran-auto-fill)モードはオフです。 この機能を恒常的に使いたければ、 (fortran-auto-fill-mode 1)を実行するフック関数を fortran-mode-hookに追加してください。 See Hooks