注意: 現在のリリースでは、 型チェックと範囲チェックを行うGDBコマンドは組み込まれていますが、 それらは実際には何も実行しません。 このセクションでは、 これらのコマンドが本来持つべく意図されている機能について記述してあります。
いくつかの言語は、 一連のコンパイル時チェック、 実行時チェックによって、 一般によく見られるエラーの発生を防ぐように設計されています。 これらのチェックには、 関数や演算子への引数の型のチェックや、 数学的操作の結果のオーバーフローを実行時に確実に検出することなどが含まれています。 このようなチェックは、 型の不一致を排除したり、 ユーザ・プログラムの実行時に範囲エラーをチェックしたりすることによって、 コンパイル後のプログラムの正しさを確かなものにするのに役に立ちます。
GDBは、
ユーザが望むのであれば、
上記のような条件のチェックを行います。
GDBはユーザ・プログラムの文をチェックすることはしませんが、
例えば、
print
コマンドによる評価を目的としてGDBに直接入力された式をチェックすることはできます。
作業言語の場合と同様に、
GDBが自動的にチェックを行うか否かを、
ユーザ・プログラムのソース言語によって決定することもできます。
サポートされている言語のデフォルトの設定については、
See Supported languages。