次: , 前: Help-P, 上: Getting Started


1.4 スペース,DEL,B,そして^Lコマンド

このノードのヘッダは,現在ノード`Help-^L'にいて,pで `Help-P'に戻れることを告げています.このノードのタイトルは強調表示 されていて,下線が引かれているかもしれません.それはノードが説明している ものを告げています.

これは大きなノードで,ディスプレイ画面に全てがフィットしません.画面の右 下付近に`--All----'ではなく`--Top-----'という文字列が見えるの で,見えていないものがもっとあることが分かります.

<SPC>,<BACKSPACE>(または<DEL>)1,そして Bコマンドで,一度に全ての画面がフィットしなくても“動き回る”こと が可能になります.<SPC>で前に進み,画面の下に続くものを見ることがで きます.<DEL>や<BACKSPACE>で後ろへ戻り,画面のトップを見ることが できます(何回かスペースを入力しなければ,トップまで何もありません).



>> さて,<SPC>を入力してみてください(その後で<BACKSPACE>を入力し
   ここに戻ってください).

<SPC>を入力すると画面の下二行がページの最初に現れ,その後の行が続き ます.<DEL>や<BACKSPACE>で,ページの最初の二行を下に通常は 持っていきますが,その上の行でフルスクリーンにする意味が無い場合は,全て を下に持っていくわけではありません.

これをEmacsで読んでいる場合,画面からスクロールされて消えることが無いヘッ ダ行が見えていることに注意してください.そのため,`Next', `Prev',そして`Up'のリンクは常に見えていて,これらのリンクでマ ウスの真中ボタンをクリックすることで,いつでもこれらのリンク場所に行くこ とが可能なので便利です.

<SPC>と<DEL>は,現在のノードで前後に移動するだけではありません. それでノード間も移動します.ノードの終りで<SPC>すると次のノードに移 動します.ノードの最初で<DEL>(または<BACKSPACE>)すると前のノード に移動します.要するに,これらのコマンドで,Infoファイルのすべてのノード が論理的に単一に連続しているかのようにスクロールしていきます.<SPC> を入力するだけでマニュアルの最初から最後まで完全に読んだり,<DEL>(ま たは<BACKSPACE>)を入力するだけでマニュアルの最後から最初に後方に移動 することが可能です.

この連続では,ノードのサブノードはその親に続いて現れます.ノードにメニュー がある場合,<SPC>でメニューにリストアップされているサブノードに一つ ずつ移動していきます.ノードの終りにたどり着き,サブノードのすべてを既に 見ている場合,<SPC>で次のノードや次の親ノードに移動します.

この頃のキーボードには,`PageUp'と`PageDown'(`Prior'と `Next'かもしれませんが)というラベルの付いた二つのスクロールキーがあ るものが多くなっています.これらのキーがあるキーボードでは,<SPC>と <BACKSPACE>(または<DEL>)のように,一つのノードのテキストで前後に これらを使用して移動することが可能です.しかし,<PAGEUP>と <PAGEDOWN>のキーでは,現在のノードの最初と最後を越えてスクロールする ことはありません.

画面がおかしい場合,C-l(Control-Lのことです — “コントロー ル”を押したまま<L>やlを入力することです)を入力することで, Infoに再表示させることが可能です.


>> C-lを,今入力してください.

今見ているノードの最初に戻るため,何回も<BACKSPACE>(または<DEL>) を押すことが可能です.単純にbを入力することも可能です.bは最 初“beginning”を意味します.





>> 今やってみてください.(我々は,ここまで来るまでに最初の画面がいっぱい
   になるように十分に冗長なことを書いたのですが,画面が大きすぎて十分で
   ないかもしれません.必要なら,EmacsやInfoウィンドウを小さくしてくださ
   い.)そして,<SPS>を一回以上入力して戻ってきてください.

画面が縦長の場合,このノード全体が一度にフィットするかもしれません.その 場合,bでは何も起こりません.しかし,より小さいウィンドウを使用し ている場合,bキーの効果を観察することができるでしょう.

さて,かなりの数のコマンドを学びました.どれかを使いたいのですが,それが どれかを忘れた場合,コマンドリストを簡潔に表示する?を入力してみて ください(Emacsでは,それでInfo-summaryコマンドを実行します).リス トを見終えたら,<SPC>を何回か押して消し去ってください.




>> さあ<?>を試してください.終りまでリストの画面全体を連続して見るた
   め,<SPC>を押してください.そして<SPC>を複数回入力してくださ
   い.Emacsを使用している場合,ヘルプは自動的に消え去ります.

(スタンドアローンのIndoリーダを使用している場合,ここに戻るためC-x 0を入力してください,すなわち — <CTRL>を押したままxを入力し, <CTRL>とxを離し,そして0を押してください — これはゼロ で文字“o”ではありません.)

今から,警告無しで大きなノードに出会っても,教えられなくても<SPC>と <BACKSPACE>を使用して動き回る方法を知っていることとします.全ての端 末が同じ大きさの画面を持っているわけではないので,もう警告することはでき ません.



>> さて,mコマンドの説明を見るため,nを入力したり,
   `Next'リンクでマウスの真中ボタンでクリックしたりしてください.

脚注

[1] このマニュアルで “バックスペースまたはDEL”と呼んでいるキーは,キーボードによって異なる ラベルが付いています.<ENTER>や<RET>キーの上の小さいもので,通常 Emacs以外でカーソルの前の文字,すなわち直前に入力した文字を削除するもの からキーを探してください.それには,`Backspace'または`<-',ま た`DEL'のときには`Delete'のラベルが付いています.