慣習では,Texinfoファイルの名前は,(優先順で)拡張子.texinfo, .texi,.txi,または.texで終ります.長い拡張子が好ま れるのは,人が読むときファイルの性質がより明確に記述されるためです.短い 拡張子は,長いファイル名を扱えないオペレーティングシステムのためです.
印刷されたマニュアルやInfoファイルのため,Texinfoファイルは以下のような 行で始める必要があります.
\input texinfo @setfilename info-file-name @settitle name-of-manual
ファイルの内容はこの始まりに続き,Texinfoファイルは以下の行で終る 必要があります.
@bye
@setfilename
以前のすべての文字は無視
されます!
@settitle
はオプションです — ドキュメントのタイトル
が`Untitled'でも気にしなければね.
@bye
は,フォーマッタにファイルの終りを伝え,
書式化を停止するように伝えます.
一般的には予備のフォーマットを全く使用しないでしょうが,Texinfoファイル の最初に以下のような,モード設定とヘッダの始まりとヘッダの終りを含めるで しょう.
\input texinfo @c -*-texinfo-*- @c %**start of header @setfilename info-file-name @settitle name-of-manual @c %**end of header
最初の行の`-*-texinfo-*-'で,Emacsはファイル編集時にTexinfoモードに 切替えます.
`@setfilename'と`@settitle'行の周りにある@c
行はオプ
ションですが,ファイルの一部でTeXやInfoを実行するために必要です.(詳
細はSee Start of Header.)
さらに通常は,Texinfoファイルに,タイトルページ,索引,そしてそれに似た ものを提供し,それらすべてはこのマニュアルで説明しています.しかし,短い ドキュメントでは役に立つ最小限のものは,始めの三行と終りの一行だけです.