次: Insert in Picture, 前: Picture, 上: Picture
ピクチャー(picture)モードでも、ほとんどのキーは通常と同じ動作をしますが、
1/4平面流の動作です。
たとえば、C-fは、
picture-forward-column
を実行するように再定義してあります。
このコマンドはポイントを1桁右に動かし、
必要なら空白を挿入して、行末がないかのようにふるまいます。
C-bは、
picture-backward-column
を実行するように再定義してあります。
このコマンドはポイントを1桁左に動かし、
必要に応じてタブを複数の空白に変換します。
C-nとC-pは、それぞれpicture-move-down
と
picture-move-up
を実行するように再定義してあります。
これらのコマンドは、必要に応じて空白を挿入したりタブを変換して、
ポイントが同じ桁位置に留まるように移動します。
C-eはpicture-end-of-line
を実行します。
このコマンドは、行の最後の白文字以外の文字の直後に移動します。
画面モデルは行頭には影響しないので、C-aを変更する必要はありません。
テキストの挿入は、上書き(overwrite)モードを用いて
1/4平面モデルに対応させてあります(see Minor Modes)。
自己挿入文字は、既存のテキストを右側へ押しやるのではなく、
既存のテキストを桁ごとに置き換えます。
<RET>はpicture-newline
を実行します。
このコマンドは、つぎの行の先頭に移動し、
その行が新たなテキストで置き換わるようにします。
ピクチャー(picture)モードでは、テキストの削除やキルのかわりに消去します。
<DEL>(picture-backward-clear-column
)は、
直前の文字を削除するのではなく空白で置き換え、
また、ポイントを1つまえに戻します。
C-d(picture-clear-column
)は直後の1つ以上の文字を
空白で置き換えますが、ポイントは動かしません。
(文字を空白で置き換えて、かつ、ポイントを先へ進めるには、<SPC>を使う。)
C-k(picture-clear-line
)は行の内容を実際にキルしますが、
バッファから改行を削除しません。
実際に挿入を行うには、特別なコマンドを使う必要があります。
C-o(picture-open-line
)は、
現在行のつぎに空行を作りますが、行を分割しません。
C-M-o(split-line
)は
ピクチャー(picture)モードでも意味があるので変更してありません。
C-j(picture-duplicate-line
)は
現在行の下に現在行と同じ内容の行を挿入します。
ピクチャー(picture)モードで実際に削除を行うには、
C-wか
(他のモードでのC-dと同じdelete-char
に定義されている)
C-c C-d、あるいは、絵の矩形領域コマンドの1つを使います
(see Rectangles in Picture)。