次: , 前: Nindy Startup, 上: i960-Nindy Remote


13.4.2.2 Nindy用のオプション

接続されたNindy-960ボードとのGDBセッションを開始するための 起動オプションを以下に示します。

-r port
ターゲット・システムとの接続に使用されるシリアル・インターフェイスのシリアル・ポート名を指定します。 このオプションは、 GDBがIntel 960ターゲット・アーキテクチャ用に構成されているときのみ利用可能です。 portは、 完全なパス名 (例:`-r /dev/ttya')、 /dev配下のデバイス名 (例:`-r ttya')、 tty固有の一意なサフィックス (例:`-r a') のいずれによっても指定することができます。
-O
(ゼロではなく、 英大文字のOです)。 GDBがターゲット・システムと接続する際に、 古いNindyモニタ・プロトコルを使用すべきであることを指定します。 このオプションは、 GDBがIntel 960ターゲット・アーキテクチャ用に構成されているときのみ利用可能です。
注意:`-O'を指定したにもかかわらず、 実際にはより新しいプロトコルを期待しているターゲット・システムに接続しようとした場合、 接続は失敗します。 この失敗は、 あたかも通信速度の不一致が原因であるかのように見えてしまいます。 GDBは、 異なる回線速度によって再接続を繰り返し試みます。 割り込みによって、 この処理を中断させることができます。

-brk
接続する前にNindyターゲットをリセットするために、 ターゲット・システムに対して最初にBREAK信号を送信するよう、 GDBに対して指定します。
注意:多くのターゲット・システムは、 このオプションが必要とするハードウェアを備えていません。 このオプションは、 少数のボードでしか機能しません。

標準の`-b'オプションが、 シリアル・ポート上で使用される回線速度を制御します。