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他の場面と同様にEmacsでは、一般にファイルはその名前で参照します。 Emacsではファイル名は文字列で表します。 ファイルを操作する関数はすべてファイル名引数を仮定します。
ファイル自体の操作に加えて、Emacs Lispプログラムは ファイルの名前そのものを操作する必要があります。 つまり、ファイル名を分解したり、関連するファイル名を作成するために その一部を使います。 本節ではファイル名を操作する方法を説明します。
本節の関数は実際にはファイルを参照しませんから、 既存のファイルやディレクトリを表さないファイル名を操作できます。
VMSでは、これらの関数はすべて、VMSのファイル名構文と UNIXの構文の両方を理解します。 つまり、標準LispライブラリはUNIX構文でファイル名を指定でき、 変更せずにVMS上で正しく動作します。 MS-DOSやMS-Windowsでは、これらの関数は、 UNIX構文に加えてMS-DOSやMS-Windowsのファイル名構文を理解します。