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2.4.3 ウィンドウ型

ウィンドウ(window)は、 Emacsがバッファを表示するために使用する端末画面の部分のことです。 各ウィンドウには、対応付けられたバッファが1つあり、 そのバッファの内容をウィンドウに表示しています。 一方、あるバッファが、1つのウィンドウや複数のウィンドウに表示されることもあり、 どのウィンドウにも表示されないこともあります。

同時に複数のウィンドウが存在できますが、 どんなときにも1つのウィンドウだけが選択されたウィンドウ (selected window)です。 これは、Emacsがコマンドを受け付け可能なときにカーソルを(通常)表示する ウィンドウです。 選択されたウィンドウは、通常、カレントバッファを表示しますが、 これは必須ではありません。

画面上のウィンドウはフレームにまとめられています。 各ウィンドウは、たった1つのフレームに属します。 See Frame Type

ウィンドウには入力構文はありません。 ウィンドウ番号と表示中のバッファ名を含んだハッシュ記法で表示します。 ウィンドウ番号は、ウィンドウを一意に識別するためにあります。 これは、ウィンドウが表示しているバッファは頻繁に変わるからです。

     (selected-window)
          => #<window 1 on objects.texi>

ウィンドウを操作する関数の説明は、See Windows