フォントロック(font-lock)モードとは、
バッファ内の特定部分に対して、それらの構文上の役割に応じた
属性face
を自動的に付加する機能のことです。
バッファを解析する方法はメジャーモードに依存しますが、
ほとんどのメジャーモードでは、
どの文脈でどのフェイスを使うかを指示する条件を定義します。
本節では、特定の言語向けに、いいかえれば、
特定のメジャーモード向けに
フォントロックをカスタマイズする方法を説明します。
フォントロック(font-lock)モードは、強調表示すべきテキストを
2つの方法で、つまり、構文テーブルに基づいた構文解析、あるいは、
(通常、正規表現による)探索で探します。
構文解析による処理を最初に行ってコメントや文字列定数を探し、
font-lock-comment-face
やfont-lock-string-face
(see Faces for Font Lock)を使ってそれらを強調表示します。
探索による処理がこれに続きます。