Anjuta IDE マニュアル | ||
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その他のコンパイラの設定を行う:
メニュー・アイテム 設定(_S)->コンパイラとリンカの設定(_C) … を選択して、コンパイラのオプション ダイアログの中にある その他 タブをクリックして下さい。
コンパイルにおけるさまざまなオプションがあります。
最初のオプションは デバッグを可能にする です。このオプションはデバッグ情報 (シンボル・テーブルのようなもの) をプログラムに追加するようコンパイラに指示します。この情報はコードをステップ毎にデバッグするために必要です。このオプションを有効にすると、プログラムのサイズが少し大きくなります。
このオプションはプログラムを開発している時にとても役に立ちます。コードが完成してリリースできる準備ができたら、このオプションを無効にしてプログラムを再度ビルド (リビルド) します。リビルドする前にプロジェクトを一度きれいにして下さい - つまり、自動的に依存関係をチェックするために、このオプションを無効にして全てのファイルビルドして下さい。
デバッグを有効にした場合にコードの最適化を行うことはあまり良い考えではありません。最適化を行っても害はありませんが、プログラムのデバッグ時にたくさんの難しい問題を発生します。コードの最適化を有効にすると、コンパイラはパフォーマンスを改善するためにプログラムのコードを (訳注: アセンブラレベルで) 変更します。これによりデバッグ中に、デバッガが参照している行番号が対応するソースコードの実際の行番号と一致しなくなるという混乱を、ときどき発生させてしまいます。
二番目のオプション プロファイリングを可能にする は、プログラムの中にプロファイリング情報を追加することを除いて デバッグを可能にする オプションとほぼ同じです。Anjuta ではプロファイリング機能はまだ実装されていません。いつの日か端末ベースの gprof を使うことが可能になります; または GUI (GTK+) アプリケーションである MemProf を使うことが可能になります。開発しているプログラムに対してプロファイリングを行う方法については gprof マニュアルページ を参照下さい。プロファイリングを可能にすると、プログラムの動作がとても遅くなるので、デバッグ時にのみ使用して下さい。
コンパイラとリンカに追加で指示するオプションを、このダイアログのテキスト・ボックスに入力することができます。
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