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3. 端末のあらまし

逆向きに考えてみましょう.何かを端末に出力するとき,最初に行われるのは標準 tty プロセスです.ついで端末ドライバーが fed されます.端末ドライバは VT100 をシミュレートしており,VT100 エスケープシークエンスが認識できるように 入力をパースします(カーソル移動,画面消去など).エスケープシークエンスに 含まれない文字は,マッピングテーブルに従って変換されます.ビデオメモリに 書き込まれ,ビデオカードの文字 ROM 上の文字シェープ表示に用いられるのは この変換後のバイトなのです.setfont を用いて独自のフォントを 文字ロムに読み込んだり,mpscrn をもちいて独自のマップテーブルを ロードすることも可能です.詳細については,以下の記述を参照してください.


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