逆向きに考えてみましょう.何かを端末に出力するとき,最初に行われるのは標準
tty プロセスです.ついで端末ドライバーが fed されます.端末ドライバは
VT100 をシミュレートしており,VT100 エスケープシークエンスが認識できるように
入力をパースします(カーソル移動,画面消去など).エスケープシークエンスに
含まれない文字は,マッピングテーブルに従って変換されます.ビデオメモリに
書き込まれ,ビデオカードの文字 ROM 上の文字シェープ表示に用いられるのは
この変換後のバイトなのです.setfont
を用いて独自のフォントを
文字ロムに読み込んだり,mpscrn
をもちいて独自のマップテーブルを
ロードすることも可能です.詳細については,以下の記述を参照してください.