あなたが GNU-Linux に不慣れであっても熟練ユーザであっても、Mageia インストーラは可能な限りインストールやアップグレードを容易に行えるよう手助けをするように設計されています。
最初のメニュー画面には様々な選択肢がありますが、既定の項目はインストールを開始するもので、通常必要になるのはこれです。
以下は Mageia の DVD を使用した場合の既定のようこそ画面となり、一つめが UEFI システムで表示されるもので、二つめが Legacy システムのものとなります:

この画面では、"e" を押すと編集モードに入ってオプションを編集することができます。この画面に戻るには、Esc キーを押して保存せずに終了するか、Ctrl もしくは F10 を押して設定を保存して終了します。

この画面では、幾つかの設定 (F1 から F6 のオプションは Legacy システムでのみ利用できます) を行うことが可能です:
F2 から F6 のいずれかにおいて、F1 を押すことで関連したヘルプが参照できます。
F2 を押すとインストールに使用する言語を指定できます。
矢印キーを用いて言語を選択して Enter を押します。
必要であれば、F3 を押して画面の解像度を変更します (Legacy モードのみ)。
インストールで問題が起きた場合、F6 のカーネルのオプション を用いて既定の設定を変更してみるといいかもしれません (UEFI システムでは代わりに e を押します)。
デフォルト: 既定のオプションのまま変更を行いません。
安全設定: パフォーマンスの低下と引き換えに、より安全なオプションを優先して指定します。
ACPI なし: (Advanced Configuration and Power Interface): 電源管理機能が使用されません。
ローカル APIC なし: (Local Advanced Programmable Interrupt Controller): CPU 割り込みです。APIC 関連のカーネル パニックのようなシステム誤動作を経験した場合はこの項目を選択します。
いずれかのエントリを選択すると、Boot Options の行に表示される既定のオプションを変更します。
注記
幾つかの Mageia のリリースにおいて、F6 キーで選択されたエントリが起動オプションの行に現れないことがありますが、実際は反映されています。
F1 を押すと様々な起動オプションについてのヘルプ ウィンドウが開きます。矢印キーで項目を選択して Enter を押すと詳細を参照でき、Esc キーを押すとようこそ画面に戻ります。
splash オプションについての詳細表示です。Esc を押すか起動オプションに戻るを選択するとオプション一覧に戻ります。これらのオプションは起動オプションの行に手動で追加することができます。
注記
ヘルプは F2 キーで選択された言語に翻訳されています。
legacy および UEFI システムにおけるカーネル オプションについての詳しい情報は、以下を参照してください: https://wiki.mageia.org/en/How_to_set_up_kernel_options
インストール手順は幾つかのステップに分かれており、その状態は画面の左にあるパネルに示されます。
各ステップには一つ以上の画面があり、画面によっては追加の、あまり使われない項目のための
セクションもあります。ほとんどの画面には
ボタンがあり、特定のステップについての詳細を見ることができます。注記
インストールのどこかでインストールを中止しようと決めた場合、再起動してもかまいませんが、その前に二度考えてください。いったんパーティションがフォーマットされたりインストールのための更新処理が始まったりした場合、お使いのコンピュータはもはや同じ状態ではなく、再起動を行うことはシステムを使用不能にするおそれが大きいです。それでも再起動を強く望むのであれば、
の三つのキーを同時に押してテキスト端末に移動します。その後、 を同時に押すと再起動します。最初の画面の後に言語選択画面にたどり着きませんでした。これは幾つかのグラフィック カードや古いシステムで起こりえます。プロンプトで
vgalo
と入力して低い解像度を試してください。ハードウェアが非常に古い場合、グラフィカルなインストールはできない可能性があります。この場合テキスト モード インストールを試してみる価値があります。これを使用するには最初のようこそ画面で Esc を押して ENTER で確認します。"boot:" とだけ表示された黒い画面に移ります。"text" と入力して ENTER を押し、テキスト モードでインストールを続行します。
インストールの間にシステムがフリーズしたように思われる場合、ハードウェアの検出の問題の可能性があります。この場合、ハードウェアの自動検出を避けて後で行うことができます。これを試すには、プロンプトで
noauto
を入力します。このオプションは必要に応じて他のオプションと組み合わせて用いることができます。
滅多に必要にはなりませんが、場合によってはハードウェアが利用可能な RAM
を間違って報告する可能性があります。これを手動で指定するには、mem=xxxM
パラメータを使用することができ、xxx
には正しい RAM の量を指定します。例えば mem=256M
は 256MB の RAM を指定します。
Microsoft Windows でハード ディスクをベーシック形式からダイナミック形式に変換済みの場合、このディスクには Mageia をインストールすることはできません。ベーシック ディスクに戻すには、Microsoft のドキュメントを参照してください: https://web.archive.org/web/http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc776315.aspx