自由形式プロジェクトでは、プロジェクトをプロファイルするために独自の Ant ターゲットを記述する必要があります。通常は、自由形式プロジェクトの構築スクリプト内に 2 つのターゲットを記述します。1 つはプロジェクトのプロファイル用、もう 1 つは個々のファイルのプロファイル用です。特定の自由形式プロジェクトを主プロジェクトとして、IDE で「主プロジェクトをプロファイル」アクションまたは「ファイルをプロファイル」アクションをはじめて使用すると、使用する Ant ターゲットの指定を求められます。
ターゲットは、通常は既存の "run" ターゲットにパラメータをいくつか追加したものになるので、"run" ターゲットを "profile" にコピーし、次の指示に従って変更できます。
"run" からコピーするときに、profile ターゲットで次の 2 つの変更を行う必要があります。
<jvmarg value="${profiler.info.jvmargs.agent}"/>
J2SE プロジェクト用の基本的な "profile" ターゲットと "profile-single" ターゲット (JDK 5.0 以降) の例を次に示します。
<target name="profile" depends="jar" description="Profile Project"> <fail unless="netbeans.home">This target can only run inside the NetBeans IDE.</fail> <nbprofiledirect> <classpath> <pathelement location="... specify ..."/> </classpath> </nbprofiledirect> <java ... use same attributes as with run ...> <jvmarg value="${profiler.info.jvmargs.agent}"/> </java> </target>
エクスプローラで選択したクラスを使用する Profiler を起動するには、同じターゲットを追加して、classname="${profile.class}" を使用できます。例:
<target name="profile-single" depends="jar" description="Profile File"> <fail unless="netbeans.home">This target can only run inside the NetBeans IDE.</fail> <nbprofiledirect> <classpath> <pathelement location="... specify ..."/> </classpath> </nbprofiledirect> <java classname="${profile.class}" ... use same attributes as with run ...> <jvmarg value="${profiler.info.jvmargs.agent}"/> </java> </target>
一般に、サーバーは、java コマンドを直接使用するのではなく、起動スクリプトを使用して起動します。したがって、<jvmarg .../>
要素を使用して追加引数を渡すことができません。そうではなく、プロファイル用の構成を行うためにサーバー起動スクリプトを変更する必要があります。
プロファイル用にサーバーを起動するスクリプトを新しく作成し、profile
ターゲット内で使用することを推奨します。必要な変更済み起動スクリプトは接続ウィザードで生成できます。ターゲットサーバーで自動統合がサポートされていない場合は、ウィザードに表示される手動統合手順に従ってスクリプトを手動で作成できます。ローカル直接接続の場合は、必ず統合を設定する必要があります。
自由形式 Web プロジェクトをプロファイルするためのその他の手順は、前述した標準の J2SE プロジェクトをプロファイルする手順と同じです。
自由形式プロジェクトのプロファイル方法と使用できる引数については、次の NetBeans の FAQ を参照してください。