アプリケーションをプロファイルするもっとも簡単な方法は、「主プロジェクトをプロファイル」コマンドを使用する方法です。ただし、IDE の外でアプリケーションを起動する場合、または起動する必要がある場合は、接続モードを使用してアプリケーションをプロファイルできます。たとえば、次の場合に接続モードを使用できます。
次の場合には接続モードを使用する必要があります。
接続モードによって、ローカルマシンまたはリモートマシンで、すでに実行しているか、起動しようとしているアプリケーションにプロファイルツールを接続できます。接続モードは、実行時間が長いアプリケーション、特にアプリケーションサーバーで実行される Web アプリケーションやエンタープライズアプリケーションのプロファイルに便利です。アプリケーションサーバー自体のコードのプロファイルにも接続モードを使用できます。
アプリケーションに接続する前に、ターゲットアプリケーションまたはサーバーの起動オプションを設定する必要があります。プロジェクトの接続設定を指定するには接続ウィザードを使用します。接続設定は 1 回のみ行う必要があります。接続設定はプロジェクトに固有なので、プロジェクトごとに設定が異なります。接続の設定を変更する必要がある場合は、いつでも接続ウィザードを実行できます。
接続ウィザードでは、アプリケーションの種類とその場所を指定します。指定する情報に基づき、Profiler を接続できるようにアプリケーションまたはサーバーを設定する手順が接続ウィザードに表示されます。
選択する接続モードは、収集するプロファイルデータの種類と、ターゲット JVM プラットフォームの詳細によって異なります。接続モードの概要を次の表に示します。
接続モード | 説明 |
---|---|
ローカル直接 | ローカルアプリケーションの起動に関するプロファイルデータを取得する場合は、このモードを使用します。
このモードを使用した場合、Profiler を接続するまでターゲット JVM とアプリケーションは起動しません。アプリケーションから Profiler を切り離したあと、別のプロファイルセッションを開始するには、アプリケーションを再起動する必要があります。 |
ローカル動的 (JDK 1.6 が必要) |
ローカルアプリケーションに関するプロファイルデータを取得する場合は、このモードを使用します。このモードを使用するには、アプリケーションが JDK 1.6 で実行されている必要があります。
このモードを使用すると、アプリケーションを再起動せずにアプリケーションに接続したり、アプリケーションから切り離したりできます。 |
リモート直接 | リモート JVM で実行されるアプリケーションに関するプロファイルデータを収集する場合は、このモードを使用します。このモードを使用するには、ターゲットマシンに Profiler Remote Pack をインストールする必要があります。リモートシステムの詳細を指定し、接続ウィザードを使用して Profiler Remote Pack を生成します。
このモードを使用すると、Profiler の接続後にリモートアプリケーションが起動します。このモードでは、ターゲット JVM の起動に関するプロファイルデータを収集できます。 |